国際勝共連合 街頭演説「建国記念の日に勝共愛国を叫ぶ」 2025年2月11日新宿駅

国際勝共連合 街頭演説「建国記念の日勝共愛国を叫ぶ」 2025年2月11日新宿駅
2025年2月11日、新宿駅前で国際勝共連合が「建国記念の日」を祝う演説を行った。紀元前660年の神武天皇即位を起源とし、1966年に国民の祝日として復活したこの日は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」日とされるが、政府主催式典は行われていない。
1987年以降、保守団体が式典を開催し、同連合も参加してきたが、2022年の安倍暗殺事件後、自粛を余儀なくされた。国民が主権者として建国を祝うべきと訴え、国柄崩壊を憂慮。創設者・文鮮明氏の「勝共」理念は、共産主義批判と宗教的使命に基づく。
産業革命の格差や冷戦後の不満を挙げ、トランプ再選を例に愛国と良識の重要性を強調。日本も歴史に感謝し、未来への責任を持つ主人意識が必要とし、政府式典実現を呼びかけた。
  1. 挨拶と目的
    国際勝共連合は「建国記念の日」を祝うとともに、日本の建国を振り返り、愛国心を育むことを目的に、新宿駅前で通行人に訴えを行った。寒い中、足を止めて耳を傾けてほしいと呼びかけた。
  2. 建国記念の日」の歴史
    紀元前660年の神武天皇即位を基に、明治政府が2月11日を「紀元節」と定めたが、戦後廃止。1966年、佐藤内閣下で「建国をしのび、国を愛する心を養う」趣旨のもと「建国記念の日」として国民の祝日に復活した。
  3. 政府式典の不在と団体の取り組み
    制定以来、政府主催の式典は行われていない。1987年以降、神社本庁や保守団体が「建国を祝う会」を主催し、奉祝中央式典を実施。国際勝共連合も参加してきたが、2022年の安倍元首相暗殺事件後の社会的影響で式典参加を自粛し、現在は全国で独自に訴え活動を行っている。
  4. 愛国心と主権者の役割
    国の主権者である国民が建国を祝い、歴史をしのぶべきだと強調。国民が主人意識を持たない中、国柄や社会秩序が崩れていると憂慮している。
  5. 勝共」の意義
    創設者・文鮮明氏が神の悲しみ(キリスト教分裂、共産主義、青少年道徳荒廃)から「勝共」を掲げ、1968年に団体を設立。共産主義を理論的に批判し、その根源的問題を解決することを使命とする。「反共」ではなく「勝共」とする理由は、宗教的信念と熱心な愛国心に基づく。
  6. 共産主義の起源と現代への影響
    産業革命による富の格差やキリスト教の絶対性が共産主義を生み、冷戦終結後もその不満は未解決。2024年のトランプ再選を例に、アメリカが「信教の自由」と「良識への回帰」で共産主義対抗を進める現状を挙げ、日本も原点を見直すべきと主張。
  7. 日本の原点と未来
    日本の歴史と先人への感謝を基に、国民が国を愛し、責任を持つ姿勢が必要。アメリカの原点(独立宣言やメイフラワー誓約)を引き合いに出し、日本も建国記念日を祝う主人意識を求め、政府主催式典の実現を呼びかけた。
  8. 結び
    日本の歴史を誇り、未来への責任を果たすため、「建国記念の日」を共に祝おうと締めくくった。