JD ヴァンス副大統領「全米カトリック祈祷朝食会 in ワシントン D.C. 」講演

JD ヴァンス副大統領「全米カトリック祈祷朝食会 in ワシントン D.C. 」講演

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1. 冒頭
  • 自己紹介: シリコンバレーでの技術投資家としての過去を振り返りつつ、政府のコンピュータにまだ慣れていないことを冗談交じりに告白。準備不足で即興スピーチになることを認め、通信スタッフが緊張していると笑いを誘う。「オフ・ザ・レコード」と冗談を言い、メディアに漏れないことを願う。
  • 感謝の表明: モーリン・ファーガソン夫妻への個人的な感謝を述べ、家族がD.C.の学校環境に適応するのを助けてくれたことに言及。特に、子供たちの学校探しで先延ばし癖をカバーしてくれたと感謝。クリス・スミス議員(ニュージャージー州選出)への称賛と、マーク・ランドールが20年間主催する祈祷朝食会への敬意を表す。
  • 個人的なつながり: 前年に同イベントに若手上院議員として参加したことが人生を変えたと述べ、神と参加者の友情に感謝。

2. トランプ政権の政策とカトリックへの貢献
  • 政策の概要: トランプ政権の30日間での成果を強調し、プロライフ活動家の権利保護、胎児の権利擁護、宗教的自由の推進を挙げる。トランプがカトリックではないが、カトリック信者にとって優れた大統領だと主張。
  • 前政権との対比: 前政権がプロライフ活動家を投獄し、カトリック信者の父親を迫害し、出生直前までの公費中絶を支持したと批判。トランプ政権はこれらを180度転換したと強調し、会場全員が感謝していると確信。
  • 平和への取り組み: トランプの平和追求がキリスト教社会教育やカトリック信仰と一致すると主張。戦争が宗教的自由を脅かすとし、過去のアメリカの「外交的失敗」がキリスト教コミュニティを壊滅させたと指摘(例: ナイジェリアの迫害された司祭)。トランプ政権は国内外で宗教的自由を守ると約束。

3. 宗教的自由と外交政策の関連
  • 平和と信仰の保護: ロシア・ウクライナや中東での平和追求が命を救うだけでなく、キリスト教徒の宗教的自由を守ると強調。過去40年のアメリカの失敗した外交が歴史的なキリスト教コミュニティを苦しめたと反省し、トランプの平和政策がこれを是正すると主張。
  • 対話の約束: 政権の方針に全員が同意しないかもしれないが、異議がある場合も含めて対話の門戸を開くと約束。信仰を持つ人々の声に耳を傾けることが政権の義務であり、副大統領としての「バブル生活」の中で国民の声を聞く重要性を訴える。

4. カトリック改宗者としての自己認識
  • 「赤ちゃんカトリック: カトリックへの改宗者として「赤ちゃんカトリック」と自称し、信仰の知識不足を認めつつ謙虚さを保つと述べる。信仰を語る際の不完全さを自己の欠点とし、教会の内紛(例: ドミニコ会 vs イエズス会)には関わらない姿勢を示す。
  • 信仰のプロセス: 信仰は即座に完成するものではなく、神が時間をかけて人を変えるプロセスだと説明。自身のサクラメント実践(例: 告解とミサ出席)が不完全だったが、徐々に改善(ミサ出席率95%)し、神が変革をもたらしていると感じると語る。

5. 家族と深い価値観
  • 物質を超えた価値: GDPや株価よりも家族の安全・安定が重要だと強調。経済的繁栄は手段であり、国民一人ひとりの繁栄が目的だと主張。信仰が公務員に「深いもの」(胎児の保護、子供の成長、結婚の神聖さ)を重視させると述べる。
  • 息子の洗礼: 2024年11月の選挙勝利より、7歳の息子の洗礼が最も感動的だったと語る。異宗教の妻との約束で子供が自分で洗礼を選ぶ方針を説明し、息子が真剣に準備した姿を誇りに思う。この体験が人間の繁栄の核心だと結論づける。

6. 教会とソーシャルメディアの関係
  • 聖職者の役割: ソーシャルメディア時代に、カトリック教会(2000年の技術)と現代技術が交錯すると指摘。聖職者を政治的インフルエンサーとして扱うべきではなく、祖父母の時代のように敬意と指導を求める姿勢を提案。
  • 教皇フランシスコとの関係: 教皇が移民政策を批判したことに驚きつつ、論争を避けると表明。政治的対立より、2020年のCOVID-19危機時のサン・ピエトロ広場での説教を引用し、教皇の深い信仰を称賛。教皇の言葉をソーシャルメディア基準で判断せず、聖職者もその影響を認識すべきと提言。

7. 教皇への祈りと結論
  • 教皇の健康危機: 教皇フランシスコの病気を知り、毎日子供たちと祈りを捧げていると告白。2020年の説教から「逆境に抗する抗体」という言葉を引用し、教皇を偉大な牧者として記憶すると述べる。
  • 祈りの呼びかけ: 教皇の健康回復を願う祈りを会場で共有し、参加者に同調を求める。自身の不完全さを認めつつ、逆境に強い文明を築くリーダーになる目標を表明。
  • 締めくくり: 教皇がこの祈りを聞き、数千人のカトリック信者が祈っていることを知ってほしいと願い、神の祝福を祈って終了。