家庭連合信教への拉致監禁の闇と国家の沈黙 福田ますみ氏講演「信教の自由シンポジウム 千葉県大会」

家庭連合信教への拉致監禁の闇と国家の沈黙 福田ますみ氏講演「信教の自由シンポジウム 千葉県大会」2024/09/23

youtu.be

 
福田ますみ氏は、安倍元首相暗殺後、家庭連合の拉致監禁問題を追及。4300人以上の信者が強制脱会され、ビジネス化している実態を批判。日本が反宗教化し、スティグマが浸透する中、メディア・警察・司法が無視する現状を指摘。具体例として、2011年、信者Aが拉致された婚約者B子を探し逮捕された事件を挙げ、司法が拉致監禁をタブー視し有罪判決を出した不条理を糾弾。警察の無対応と連動する司法の偏向を問題視し、一般啓発と信者の抵抗を訴えた。
問題
  1. 拉致監禁の実態とその無視
    • 家庭連合(旧統一教会)の信者4300人以上が拉致監禁され、脱会を強制されている。システム化・ビジネス化が進み、強制脱会屋(例: 宮村峻)や弁護士(例: 山口広)が関与。
    • 警察は拉致監偽を犯罪として取り扱わず、捜索願を受理しない。A氏の事件では、B子が拉致された可能性を無視し、Aの捜索行動のみを問題視。
  2. 司法の偏向とタブー化
    • 裁判所が拉致監禁を審理せず、「本件と無関係」として証拠や証言を却下。A氏の裁判で、B子の拉致状況を立証できなかった。
    • 警察の対応と連動し、司法が家庭連合信者への不当な扱いを黙認。拉致監禁がタブー化され、被告の動機が無視される。
  3. メディアの報道不足
    • 拉致監禁の実態やA氏のような事件がメディアでほとんど報じられず、一般社会に知られていない。逮捕時のTVクルーの報道は一方的なスティグマを強化。
  4. 社会的スティグマと反宗教傾向
    • 家庭連合へのプロパガンダが浸透し、一般人が強い悪印象を持つ。反宗教的な日本社会が信者を迫害し、国家権力を恐れる状況を生む。
    • 岸田首相が状況を悪化させ、解散命令請求裁判で不利な空気を醸成。
  5. 信者の人権侵害
    • A氏がB子を探す過程で逮捕され、前科者となる理不尽さ。基本的人権が保障されず、無実でも不当な扱いを受ける。

解決策
  1. 拉致監禁への法的対応強化
    • 福田氏は、後藤徹氏が2015年に民事裁判で勝訴した事例を挙げ、拉致監禁を法廷で認めさせる可能性を示唆。刑事告訴民事訴訟を増やし、拉致監禁を犯罪として明確に立証する取り組みが必要。
    • 警察に拉致監禁の捜査を義務付ける法整備を求める。現状の「入籍していないため受理しない」対応を改め、被害者の保護を優先するガイドラインを策定。
  2. 司法の中立性確保
    • 裁判所が拉致監禁をタブー視せず、証拠や証言を適切に審理する環境を構築。裁判官への教育や、宗教関連事件での偏見排除を求める第三者監査機関の設置。
    • A氏の事件のようなケースで、被告の動機(拉致監禁への対抗)を審理に含める判例を積み重ね、司法の公平性を回復。
  3. メディアを通じた啓発
    • 福田氏は「一般の人たちをなんとか啓発する」と強調。拉致監禁の実態を報道するよう、独立系メディアやジャーナリストに協力を求めるキャンペーンを展開。
    • 世界日報のような肯定的報道を活用し、偏った報道に対抗する情報発信を強化。被害者の声をドキュメンタリーや書籍で公開。
  4. 社会認識の変革
    • 反宗教プロパガンダに対抗し、宗教の自由と人権をテーマにした公開討論会やシンポジウムを開催。福田氏自身が参加する活動を拡大し、スティグマを緩和。
    • 政治家や有識者に働きかけ、岸田首相のような発言を抑制する声明を発表。解散命令請求裁判での偏見を減らす世論形成を目指す。
  5. 信者自身の行動と支援
    • 福田氏は「信者1人1人ができるところから戦う」と呼びかけ。具体策として、被害者が団結し、集団訴訟や署名活動で公的機関に圧力をかける。
    • 教会内外の支援ネットワークを強化し、探偵や弁護士を活用した捜索・救出活動を組織化。A氏のような個人負担を軽減する基金設立も有効。

現実性
  • 法的対応: 五藤氏の勝訴は前例だが、刑事事件での立証は難易度が高い。弁護士団の拡充や国際人権機関への訴えが必要。
  • 司法改革: 裁判所の姿勢変化には時間がかかる。中立的判事を増やす人事改革が長期目標。
  • メディア戦略: 報道の自由度が低い日本では、SNS(例: X)を活用した情報拡散が現実的。福田氏の知名度を生かす。
  • 社会変革: 反宗教感情は根深く、短期的には信者への理解が広がりにくい。教育現場での宗教中立性の強化が補完策。
  • 信者支援: 資金と人材が課題。家庭連合の組織力を活かしつつ、外部支援者を募る。