米報道官 記者会見 トランプ大統領議会演説後 2025/03/05

米キャロライン・レビット報道官 記者会見 トランプ大統領議会演説後 2025/03/05

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トランプ政権は経済、移民、薬物、外交で大胆な改革を進め、国民支持を背景に民主党とメディアの反対を批判。関税やエネルギー政策で短期的な混乱を認めつつ、長期的繁栄を約束。会見は具体的な成果と対立を強調し、詳細な数値や計画は一部保留。
以下、詳細
冒頭声明
  • トランプ演説の概要: 2025年3月5日夜、トランプ大統領が議会で歴史的な演説を行い、アメリカンドリーム再生を訴える。CBSとYouGovの調査で視聴者の76%が支持。400以上の大統領令を出し、Daily Mailの世論調査で支持率が過去最高に。バイデン政権が40年ぶりのインフレ危機を引き起こしたと批判し、「アメリカを再び手頃に」と宣言。
  • 国民への訴え: トランプは率直に経済状況を説明し、支援が近いと強調。演説では、ロシアに拘束されたマーク・フォーグル解放、女性スポーツへの男性参加反対を訴えたペイトン・マクナブ、殺害されたラケン・ライリーの家族へのライリー法署名、ジョセリン・ヌンガイを記念するテキサス自然保護区改名、脳がんの13歳DJダニエルを名誉シークレットサービスに任命、アフガン撤退時の攻撃犯ムハンマド・シャリフ・フラ拘束を発表。
  • アフガン攻撃犯の拘束: 2021年のアビーゲート攻撃(13人の米兵死亡)の首謀者フラをパキスタンで拘束し、3月6日朝に米国に移送。トランプ政権が初日に情報収集を優先し、パキスタンと協力。フラはアフガン、ロシア、イランでの犯罪を自白。バイデン政権の3年間の無策を批判し、トランプがゴールドスター家族に約束を果たしたと強調。
  • 民主党の反応: 演説中、民主党議員が叫び声を上げたり退席したりし、国民への敬意を欠く。女性スポーツ保護、がん患者、犯罪被害者への支援にすら拍手せず、ウクライナ支援にだけ反応。報道官はこれを「議会史上最も恥ずべき瞬間」と非難。
  • メディアの反応: MSNBCのニコール・ウォレスがDJダニエルを1月6日事件と関連づけて攻撃、CNNが演説を「分裂的」と報道。しかしCNN視聴者の69%が好意的反応を示し、メディアの偏向が裏目に出たと主張。
  • 新記者紹介: Daily Wireのメアリー・マーガレット・オローハンが初のホワイトハウス特派員に。保守系メディアの成長を称賛。

記者との質疑応答
メアリー・マーガレット(Daily Wire
  • 民主党の態度: 民主党議員がライリー、マクナブ、がん患者らに敬意を示さなかった点を質問。報道官は予想通りだが国民への無礼が問題とし、トランプが国民を優先すると強調。
  • メイン州の女性スポーツ問題: メイン州知事がトランプの大統領令(男子の女子スポーツ参加禁止)に反発。州議員が発言で非難された事例を挙げ、対応を質問。報道官は教育省がメイン州を提訴し、トランプが納税者の権利を守ると回答。80%の国民(民主党の60%超含む)が賛成と主張。
ゲイブ
  • 自動車関税: 大手3社(ステランティス、フォード、GM)とトランプが会談し、USMCA経由の自動車に1か月の関税免除(4月2日以降適用、約4500億円規模)を確認。企業要請に応じた措置。
  • カナダとフェンタニル: トランプがトルドー首相と会談し、フェンタニル対策に不満。2024年は43ポンド(22億円相当、4.8億人分の致死量)押収で、前年比2500%増。カナダとメキシコが米国を「ゴミ捨て場」にしたと批判し、中国への10%追加関税(約1.5兆円影響)を正当化。
ピーター
  • ハマス交渉: 米国が初めてハマスと交渉した理由を質問。報道官は人質解放目的でイスラエルと調整済みとし、詳細は国務省に委ねる。
  • ドレスコード: ゼレンスキーがスーツ未着で批判されたが、マスクは着用。報道官はトランプがマスクのスーツを気に入ったと軽く回答。
ウェンディ
  • 関税の影響: トランプが認めた「一時的な混乱」で、平均的な家庭の追加負担額を質問。報道官は具体的な金額(円換算含む)は示さず、バイデン政権のインフレ(3%超継続)を批判。エネルギー開放や税制改革でコスト削減を目指すと強調。
  • 株価と関税: 株市場が関税を嫌う中、トランプが重視する理由を質問。報道官は関税が雇用と歳入を生み、ウォール街とメインストリート双方に利益をもたらすと主張。
モニカ
  • 女性スポーツ: 民主党が女性スポーツ保護に反対したメッセージを質問。報道官はトランプが女性と少女を守り、民主党の偽善(女性支持を掲げつつ不支持)を批判。
リンジー
  • 中国の反応: 中国が関税を「戦争」と呼び、フェンタニル問題解決に無益と反論。報道官は国防長官が米国防衛を強調し、トランプの対中強硬策(初任期で数千億円の関税)を支持。
レイチェル
  • 価格上昇期間: Target CEOが果物などの値上がりを予測。報道官は期間を明示せず、バイデン政権の経済失策を非難し、トランプの努力を強調。
  • 卵の関税: カナダからの卵輸入(4300万ドル、約65億円)に免除を質問。報道官は農務長官が供給増とコスト減に取り組むと回答。
ジョーダン
  • 民主党の戦争支持: 民主党が米国優先より戦争を支持した点を質問。報道官はトランプがウクライナ戦争終結を目指すと強調。
  • ゼレンスキー対応: ゼレンスキーがバイデンにも同様の態度だったか質問。報道官はバイデンも苛立ちを示したと報道を引用し、交渉進展を注視。
ケイトリン
  • 自動車免除の理由: 1か月免除の根拠を質問。報道官は4月2日適用を前提に、生産の米国移転を促すと回答。
  • ウクライナ支援: 情報共有見直しが一時的か質問。報道官は資金と軍事支援の再検討中と述べ、詳細はNSCやCIAに委ねる。
ダシャ
  • カナダの「知事」発言: トランプがトルドーを「知事」と呼ぶ意図を質問。報道官はカナダの51州化で関税と税負担が減ると主張。
  • 経済の見通し: 状況が悪化する可能性を質問。報道官はトランプが現実的に対応し、エネルギーと経済改革で改善を目指すと強調。
ティーブン
  • 報道制限批判: 前報道官が新プール制を「北朝鮮的」と批判。報道官はバイデン政権の不透明さを非難し、トランプの質問対応を強調。
  • フェンタニルと中国: 中国がフェンタニル問題を関税の口実と反論。報道官は5年で33.4万人死亡(約3700億円損失)を挙げ、トランプの決断を支持。