家庭連合の全面勝訴が示す真実 - 札幌高裁控訴審の判決を読み解く : 郷路弁護士の「マインド・コントロール」主張の崩壊と「信教の自由」の勝利

家庭連合の全面勝訴が示す真実 - 札幌高裁控訴審の判決を読み解く :

郷路弁護士の「マインド・コントロール」主張の崩壊と「信教の自由」の勝利

 

札幌高裁の献金関連裁判で当法人全面勝訴が確定しました|ニュース|世界平和統一家庭連合

札幌高裁での全面勝訴は、家庭連合の伝道・献金活動に違法性がなく、信者の信仰が自由意思に基づくと裁判所が認めた結果である。全国弁連(郷路弁護士)の「マインド・コントロール」論や水増し請求は根拠を欠き、信教の自由を侵害するものとして退けられた。家庭連合は今後も虚偽請求や不当な訴訟に対し毅然と対応する姿勢を示している。

1. 全面勝訴した理由
家庭連合が札幌高裁の控訴審で全面勝訴した主な理由は、原告側代理人である郷路征記弁護士(全国弁連所属)の主張が「実態のない虚偽主張」であり、特に「マインド・コントロール」論が裁判所に認められなかった点にある。
  • 訴訟の概要: 原告(Xら)は、Y夫婦が父親(Z)の財産から無断で引き出した預金を家庭連合に献金したとして、Y夫婦と家庭連合を相手に損害賠償を請求。原告側は、家庭連合が違法な伝道・教化活動を通じてY夫婦に指示を与え、献金を強制したと主張した。
  • 1審判決(札幌地裁、令和6年3月7日): 裁判所は、家庭連合がY夫婦に親族の預金を無断で引き出して献金するよう指示した証拠はないと判断し、原告の請求を棄却。家庭連合の伝道・教化過程に違法性がないと認定した。
  • 控訴審の終了: 控訴審(令和7年3月12日)で原告が請求を放棄し、家庭連合の全面勝訴が確定。原告側が1審以上に厳しい判決を予想したことが放棄の背景と推察される。
  • マインド・コントロール」論の否定: 郷路弁護士は、Y夫婦の信仰や献金が家庭連合による「マインド・コントロール」の結果だと主張したが、裁判所はこれを根拠薄弱として退け、Y夫婦の行為が自由意思に基づくと判断した。

2. 信教の自由
本件は信教の自由が重要な争点となった。家庭連合は、原告側主張が信者の信仰を侮辱し、信教の自由を侵害するものだと強調している。
  • Y夫婦の証言: Y夫婦は陳述書や尋問で、信仰と献金が自発的で自由意思に基づくものであると主張。「マインド・コントロール」論を展開した郷路弁護士に対し、信仰心を踏みにじられたとして謝罪を求めた。
  • 裁判所の判断: 札幌地裁は、家庭連合の伝道・教化活動が違法でないと認め、信者の信仰選択が強制された証拠はないと結論。信教の自由を尊重する立場を明確化した。
  • 原告側の主張の問題: 郷路弁護士は「統一協会員は信仰選択の自由を奪われ、人格が変容される」などと主張したが、これは信教の自由を否定する無神論的視点に基づくもので、裁判所に退けられた。
  • 拉致監禁との関連: 家庭連合は、過去の訴訟で原告となった「背教者」が拉致監禁・棄教強要の被害者であり、事実を歪曲して訴訟を起こしたと指摘。本件のような自主的信仰とは異なる背景を慎重に検討すべきと主張した。

3. 全国弁連の問題点
家庭連合は、全国弁連(特に郷路弁護士)の訴訟手法に深刻な問題があると批判している。
  • 虚偽主張と「マインド・コントロール」論の濫用: 郷路弁護士は、証拠に乏しい「マインド・コントロール」論を繰り返し主張。札幌地裁は500件以上の証拠を検討したが、これを全て退けた。
  • 悪質な水増し請求: 本件では、訴訟前の請求額4788万円が訴状で2602万円、審理段階で1367万円に減額されるなど、事実を精査しない水増し請求が確認された。家庭連合はこれを「虚偽請求」と非難している。
  • 集団交渉・調停への影響: 同様の虚偽・水増し請求が現在進行中の集団交渉や調停でも見られるとし、家庭連合は厳正に対応する方針を示した。
  • 信教の自由の軽視: 全国弁連は、家庭連合関連の訴訟で信者の信仰を「マインド・コントロール」の産物と決めつけ、信教の自由を蔑視する姿勢を取っている。文科省の解散命令申立で証拠とされた32件の裁判例のうち4件で郷路弁護士が代理人を務め、同様の主張を展開した。