トランプ大統領、司法省で演説 2025/3/14
スピーチ全体を通じて、トランプ政権が「法と秩序」の回復、国境安全保障、麻薬対策、犯罪撲滅を最優先事項とし、前政権の失敗を強く批判する姿勢が一貫している。
パメラ・ボンディ司法長官のスピーチ
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全国の検事や法執行官と協力し、暴力犯罪者を起訴し、麻薬やギャング、違法移民を街から排除する。
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ボストンのDEAストライクチームを称賛し、彼らが麻薬と違法武器を押収することで何百万人もの命を救ったと述べた。
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「エンジェル・マム」(麻薬や犯罪で子を失った母親たち)を紹介し、トランプ大統領の政策が子供たちを守ると約束。
ドナルド・トランプ大統領のスピーチ
トランプ大統領は、司法省とFBIを再び世界最高の犯罪対策機関にするというビジョンを語った。
司法省の改革とチームの紹介
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新しい司法省チーム(ボンディ、FBI長官キャッシュ・パテル、副司法長官トッド・ブランチなど)を称賛し、彼らが歴史的な改革を主導すると述べた。
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前政権が司法省を「不正義省」に変えたと批判し、腐敗や政治的武器化を終わらせ、公平な法の支配を回復すると宣言。
犯罪と移民対策
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バイデン政権下で犯罪が急増し、違法移民による暴力が問題だと主張。MS13やベネズエラのギャング「トレン・デ・アラグア」をテロ組織に指定し、数百人を逮捕。
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国境を封鎖し、違法移民を追放する政策を進め、初月で史上最低の不法越境を達成したと強調。
フェンタニル危機への対応
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フェンタニルによる死者が急増しているとし、DEAとFBIが100万回分の致死量を押収したと報告。
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メキシコ、カナダ、中国に高関税を課し、麻薬流入を劇的に減少させた。
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メキシコ大統領との会話から着想を得た強力な反麻薬広告キャンペーンを計画し、使用を50%減らす目標を掲げた。
法執行機関の支援
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警察官殺害犯に死刑を適用する大統領令に署名し、警察を支援する姿勢を明確化。
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余剰軍事装備を地方警察に提供する「1033プログラム」を復活。
国際問題と外交
司法への影響と「レフェリーを演じる」問題
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メディアや弁護士が裁判官に圧力をかける「レフェリーを演じる」行為を非難し、特にフロリダのアイリーン・キャノン判事が勇気を示したと称賛。
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自身への政治的攻撃が選挙勝利に寄与した可能性を認めつつ、二度と起こらないようにすると誓った。
結論
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アメリカの法と自由の勝利を世界に示し、司法省の威信を回復すると宣言。
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この選挙勝利が偉大な人材を任命する機会となり、国を再び偉大にすると締めくくった。