真実の声 : 「信者の人権を守る二世の会」

真実の声
「信者の人権を守る二世の会」に寄せられた家庭連合(旧統一教会)の二世たちの声は、彼らの喜び、信仰、信教の自由への思い、社会との関係、そしてメディアに対する複雑な感情を映し出している。

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喜び
家庭連合の二世たちにとって、教会や信仰がもたらす喜びは人生の支えであり、温かい記憶として刻まれている。20代男性は、「母と一緒に教会に行き、夜遅くまで過ごすことも多かったですが、食堂さんがおいしく作ってくれたご飯を皆で食べることが本当に嬉しかったです」と振り返る。教会での食事やイベントは、彼にとって家族のような絆を感じる瞬間だ。別の20代男性は、「私たちは幸せ者です。この世の中では感じられない愛を深く感じ、神様の心情を多く通過してきました。これは私たちの宝です」と語り、信仰がもたらす精神的な充足感を喜びとして表現する。
30代男性は、合同祝福式で結ばれた妻との生活を「本当に幸せ」と述べ、「妻は私の大の親友で、息子にも恵まれています」と喜びを共有する。40代女性も、「家庭連合の教えがなかったら結婚生活が難しかったかも知れません。なので、私にとっては、ありがたいです」と、信仰が家庭を支えた経験を喜びとして挙げる。これらの声は、教会や信仰が二世たちに与える安心感や絆が、かけがえのない喜びであることを示している。
信仰
信仰は二世たちのアイデンティティや生き方の根幹を成す。40代男性の二世教会長は、「家庭連合は私にとって『家』です。ここで生まれ、学び、育ちました」と語り、信仰が人生そのものと結びついていることを示す。彼は教会の過去の過ちを認めつつ、「二世の未来を守りたい」と使命感を表明する。30代女性は、「親の生き方を目の当たりにして、尊敬できるからこそ、自分も信仰と向き合って、最終的に私が信仰することを選んだのです」と述べ、信仰が自らの選択であることを強調する。
一方で、信仰への葛藤も見られる。20代男性は、「み言葉も素晴らしいと思うし、教会の人達は温かい人もたくさんいました」と肯定的に捉えつつ、「献金」の負担に苦しんだ過去を明かす。別の20代男性は、「信仰の自由を訴えるなら信仰しない自由を認めて下さい」と教会内部に不満をぶつけ、恋愛や人生の選択を否定された経験を語る。信仰は喜びと同時に、時に重圧や疑問をもたらす複雑な存在だ。
信教の自由
信教の自由は、二世たちが強く求める権利であり、同時に奪われていると感じる領域でもある。30代女性は、「日本は信教の自由が認められている国だと信じて来たのに、それが報道により変化してしまったことに悲しみを感じます」と訴え、社会の偏見が自由を侵していると嘆く。20代女性は、国会議員の発言に「国から存在を否定されている」と感じ、「あなたの結婚を世の中は祝福していない」と言われたような衝撃を語る。
20代男性は、「信仰しない理由と信仰する理由どちらも認めてください」と教会に求め、親の期待が子どもの自由を奪う現実を指摘する。別の20代女性は、「信仰の自由を求めるなら、二世の信仰しない自由も認めてください」と親から受けた否定に傷つき、真の愛を問う。信教の自由は、信仰を持つ者と持たない者が共に尊重されるべきものとして、二世たちの声に強く響いている。
社会
社会との関係は、二世たちにとって喜びと苦しみが交錯する場だ。30代女性は、「報道によって周りの自分への目線が変わった」と感じ、社会的な視線が信仰を隠す理由になっていると語る。40代女性は、「精神科にかかりたいが、病院の先生たちも報道を見ていると思うと信仰を否定されるのではないかと不安」と、社会の誤解が現実の生活に影響を及ぼす恐怖を明かす。
一方で、20代女性は職場で信仰を打ち明けた経験を「私への評価が下がることはありませんでした」と振り返り、社会に理解の可能性を見出す。30代男性は、「私の日本への愛国心を育んでくれたのは勝共連合です」と、社会を良くしたいという思いを信仰から引き出している。社会との軋轢は大きいが、共存や対話を求める声も根強い。
メディア
メディアへの不信と怒りは、二世たちの声に共通するテーマだ。20代男性は、「一部の弁護士やマスコミは『2世であることが被害者』という風な報道をしており、私は存在自体を否定された気持ちになりました」と憤り、「差別を助長している」と批判する。別の20代男性は、「マスコミは『統一教会被害者のため』と言っているが、明らかに教会を迫害して潰そうとしてるだけ」と断じ、偏向報道が生活を困難にしていると訴える。
30代女性は、「テレビで見る教会は、本当の教会の姿とは言えない演出がほとんどでした」とメディアの誇張を指摘し、「家庭連合の人たちは穏やかで心優しい人が多いのに、それが正しく認識されない」と嘆く。20代女性は、「マスコミが統一教会を悪者扱いするため、情緒不安定になり、『自殺』という言葉が何回も浮かびました」と深刻な影響を告白する。しかし、30代女性は「このような声をあげていただいたことに心から感謝します」と、メディアとは異なる発信の場に希望を見出す。メディアへの不信は深いが、真実を伝える努力への期待も感じられる。
信教の自由が守られる社会を
家庭連合二世たちの声は、喜びと信仰に根ざした生き方、信教の自由への切実な願い、社会との軋轢、そしてメディアへの不信という多面的な現実を映し出す。教会は彼らにとって「家」であり「宝」である一方、社会やメディアからの偏見は深い傷を残している。それでも、自分たちの真実を伝え、信教の自由が守られる社会を求める彼らの声は力強い。信仰を持つ者も持たない者も尊重される未来を願う彼らの言葉は、多様性と対話の必要性を私たちに突きつける。彼らの「真実の声」が届く日を願わずにはいられない。