国際犯罪組織 中国共産党: 世界への腐敗と不安の連鎖波及(NTD週刊ニュースまとめ 2025.03.29)

国際犯罪組織 中国共産党: 世界への腐敗と不安の連鎖波及(NTD週刊ニュースまとめ 2025.03.29)

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1. アメリカの暴露:中国共産党の腐敗と権力の裏側
  • 報告書の概要: 2025年3月20日アメリカ国家情報長官室が中国共産党中共)指導者の財産と腐敗活動に関する報告書を初めて正式に公表。2023年度の国防権限法案に基づき、議会が情報機関に提出を求めていたもの。
  • 腐敗の特徴: 報告書では、中共の腐敗は制度的なものであり、現在の中国では一般的な特徴とされている。2012年に習近平が反腐敗運動を開始して以来、約500万人の官僚が調査され、少なくとも470人が有罪となったが、実際の腐敗はさらに広がっている可能性が高い。
  • 腐敗の役割: 専門家は、中共にとって腐敗は単なる経済的汚職を超え、体制を維持・運営するための「潤滑油」や「動力」となっていると指摘。腐敗がなくなれば体制そのものが崩壊する可能性がある。
  • 原因: 権力の過度な集中、官僚の財産非公開、公職者への独立した監視や透明性の欠如が腐敗の根本原因。自己監督は実質的に機能せず、政治的手段として利用されている。
  • 習近平のケース: 2012年にメディアが習近平の家族が約10億ドル(1500億円)の資産を保有していると報道。2024年時点でも家族は数百万ドル規模の利益を保持。反腐敗運動は内部闘争や政敵排除の手段としても使われている。
  • 中共の反応: 中共大使館関係者が報告書の否決をアメリカ議会に働きかけたが失敗。報告書は中共にとって脅威であり、アメリカが特権階級の資産を調査対象とすれば、米中対立で強力な武器となる可能性がある。
  • 軍内部の腐敗: 国防部長の李尚福やロケット軍高官が失脚。習近平は腐敗した軍では2027年の台湾侵攻計画が達成できないと懸念。
2. 社会の崩壊:中国国内で高まる報復と不満
  • 報復事件の増加: 強制的な家屋取り壊しへの不満から、市民による報復事件が頻発。例として、3月18日に車が交差点で人を跳ねる事件が発生し、多数の死傷者が出た。加害者は政府への不満を叫んでいたことが判明。
  • 背景: 中共の独裁体制下で市民の監視が不可能であり、不満を抱えた市民による暴力事件が増加。昨年11月の株州市体育センターでの事件では35人が死亡、43人が負傷。
  • 市民の声: 北京市民は「中共が家を取り壊せば暴力で抑圧され、出所時には何も残らない」と証言。こうした悲劇は体制が続く限り終わらないと指摘される。
3. 北海道の変貌:観光ブームと地元の懸念
  • 観光ブーム: 北海道のパウダースノーが外国人観光客を引きつけ、地域経済を活性化。外国資本によるリゾート開発が進む。
  • 開発規模: 最大14億ドル(約2兆1000億円)が投じられ、350ヘクタールの開発計画。雇用創出が期待される一方、地元では物価上昇や日本人観光客減少への懸念が浮上。
  • 地元の懸念: 赤倉の店主は伝統文化の維持を望み、外国人観光客増加による国内客の減少を危惧。投資家は住民との対話を通じて双方に利益をもたらす計画を目指すと表明。
結論:
  • 中国: 中共の腐敗は体制の根幹に組み込まれており、アメリカの報告書はそれを国際的に暴露する一方、国内では社会不安が深刻化。
  • 日本: 北海道の観光開発は経済的恩恵をもたらす可能性があるが、地域住民との調和が課題。