1992年8月31日、毎日新聞に掲載された「世紀末の神サマ/12 脱会 『家族』再生のドラマ」は、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の信者・彩さん(仮名、24歳)の「脱会説得」を感動的な家族の物語として描いた。しかし、その裏側には、拉致監禁という重大な人権侵害が隠されていた。法廷で暴かれた犯罪の実態とともに、本記事の偏向報道をスクープ! 関係者に直撃し、真相を解き明かす。
1: 毎日新聞の記事はどのような内容だったのか?
1992年8月31日付の毎日新聞は、統一教会信者・彩さんの「脱会説得」を描いた記事を掲載。彩さんの家族が丸山牧師の指導のもと、ホテルに連れ込み、電話を遮断し、逃亡を防ぐために兄がドアに寄りかかって眠るなど、監禁まがいの行為を「救出」と美化。12日間の説得の末、彩さんが「脱会届」を書いたとされるが、これは自由意志ではなく、心理的圧迫による強制棄教だった可能性が高い。記事はこれを「家族の再生のドラマ」と称し、統一教会を批判する一方で、拉致監禁の実態には一切触れなかった。
2: 記事が描く「脱会説得」の実態とは?
記事は、彩さんがホテルで家族や牧師に囲まれ、統一教会の教理を批判され続ける様子を描写。彼女が「教会に帰りたい」と叫び、逃亡を図るも家族に抑え込まれるシーンは、自由を奪う監禁そのものだ。にもかかわらず、記事はこれを「家族の愛」や「気づき」と美化。彩さんが最終的に「脱会届」を書いたとされるが、12日間にわたる監禁と執拗な説得は、心理的強制による棄教を強いた可能性が高い。これは信教の自由を侵害する重大な人権問題だ。
3: 法廷で明らかになった拉致監禁の犯罪性とは?
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落良江(久留米ヶ丘病院監禁事件): 共産党系精神病院の院長が関与し、薬害後遺症を負わせた事件。1986年、250万円の賠償命令。
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尾島淳義(広島夫婦拉致監禁事件): 2020年、281万円の賠償命令。
これらの判決は、拉致監禁が全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)を中心とした組織的犯罪であることを証明。記事が美化した「脱会説得」は、こうした犯罪の一端に過ぎない。
全国弁連は1987年に結成され、反統一教会活動を展開する一方、拉致監禁の加害者を弁護してきた。後藤徹の裁判では、宮村峻が毎月約300万円の謝礼を得ていたことが判明し、拉致監禁が金銭的動機に基づくビジネスである実態が暴露された。さらに、立憲民主党の有田芳生氏が最高裁で監禁犯と認定された宮村を党のレクチャーに招聘するなど、反統一教会勢力と政治的繋がりも浮上。毎日新聞がこうした背景を無視し、丸山牧師を英雄視することは、犯罪ネットワークの隠蔽に加担しているとしか言いようがない。
5: 刑事事件としての実態は?
拉致監禁は民事だけでなく刑事事件としても扱われ、15名が「逮捕・監禁罪の嫌疑あり」で起訴猶予に。検察が犯罪事実を認めたことを意味する。さらに、米国務省は1999年から統一教会信者の拉致監禁被害者を20人把握。2022年11月12日、ワシントンタイムズ財団主催の「第1回希望前進カンファレンス」で、マイク・ポンペオ元国務長官が日本の拉致監禁を違法な強制改宗として糾弾。国際社会からも非難されるこの行為を、毎日新聞が「家族の再生」と美化するのは、報道の倫理を著しく欠く。
6: メディアの責任はどうなる?
毎日新聞は、統一教会を「新々宗教」と批判し、拉致監禁を「救出」と美化することで、反統一教会のプロパガンダに加担。1990年に363件、1991年に403件の拉致監禁が統一教会側から報告されているにもかかわらず、記事はこれを「強制改宗被害者大会」として一蹴。被害者の声を無視し、彩さんの「脱会」を家族の愛によるものと描く一方、監禁による心理的圧迫を隠蔽した。4300人以上の信者が拉致監禁の被害に遭い、PTSDや自殺未遂に苦しむ中、こうした偏向報道は犯罪の隠蔽に等しい。
7: 彩さんのケースから見える真実とは?
彩さんが「教会に帰りたい」と叫び、逃亡を図った事実は、彼女が統一教会への信仰を維持していたことを示す。しかし、家族と牧師による12日間の監禁と執拗な説得により、彼女は「脱会届」を書かされた。これは自由意志ではなく、ストックホルム症候群に似た心理的圧迫の結果だ。記事が彩さんの「気づき」を強調する一方、彼女の精神的苦痛や人権侵害には一切触れないのは、報道の公平性を欠く重大な問題だ。
結論:拉致監禁の闇を暴け!
