反ICEデモ関与の華人組織、中共との関与が明らかに - NTDニュース

反ICEデモ関与の華人組織、中共との関与が明らかに - NTDニュース
米・カリフォルニア州の反ICEデモに中国系組織が関与しているとされる背景は？
A: カリフォルニア州で2025年6月に行われた反ICE（移民・関税執行局）デモにおいて、「No Kings」という抗議活動を組織した中国系政治活動家が中国共産党（CCP）の情報ネットワークと深い繋がりを持つことが、調査により判明した。デイリー・コーラー・ニュース・ファウンデーションによると、アジア系アメリカ人進歩連盟（本部：カリフォルニア州）が政府の移民取り締まりに反対する全国的な抗議活動を推進。同連盟のエレイン会長は、全米中国系アメリカ人連盟（UCA）の幹部も務める。UCAの複数の幹部は中国共産党の政府機関や情報機関、統一戦線工作部での職務経験があり、元幹部の1人は中国国家安全部に関連する4つのフロント組織や中国国際戦略研究会（CFISS）に所属。CFISSは中国人民解放軍の情報局が管理する組織とされる。
全米中国系アメリカ人連盟（UCA）の具体的な関与は？
A: UCAはアメリカの国家安全保障政策に繰り返し抗議し、これが人種差別に当たると主張。UCAのシエ・ハイペ会長は中共との関係を否定するが、米中経済安全保障調査委員会はUCAメンバー6名が中共の統一戦線工作部で職務経験を持つことを確認。UCA理事のステファニー・ミツコは中共政府での職務経験が明らかになっている。
アジア系アメリカ人進歩連盟の活動内容は？
A: 同連盟は2025年6月14日、カリフォルニア州オークランドでトランプ政権への抗議活動を主催。告知やチラシを通じて、移民取り締まり反対の全国的な運動を展開。エレイン会長はメディアのコメント要請に応じていない。
この問題に対する当局やメディアの反応は？
A: 米CIA職員ピーター・マティス氏は、CFISSが中国人民解放軍の管理下にあると指摘。アメリカ司法省は関連調査を開始したが、関与者の多くが中国国内にいるため、証拠収集や責任追及は困難。NASダックは2025年から上場基準を厳格化し、市場操作取り締まりを強化する方針。
結論
反ICEデモの背後には、アジア系アメリカ人進歩連盟や全米中国系アメリカ人連盟が関与し、これらの組織に中共の情報ネットワークとの繋がりが確認された。UCA幹部の過去の経歴や統一戦線工作部との関係が問題視されており、米当局は調査を進めるが、国境を越えた捜査の難しさが課題となっている。