「日本共産党を非合法化すべきだ！」――2025年、参議院予算委員会の場で、NHK党の浜田聡議員が放ったこの一言は、国会内に衝撃を走らせた。共産党議員が居並ぶ前での直接批判は、まさに“命がけ”の覚悟を必要とするものだった。なぜ浜田議員はこんな危険な発言に踏み切ったのか？ その背景には、旧統一協会（現・世界平和統一家庭連合）問題への深い関与と、政治の透明性を求める信念があった。浜田議員の“勇気の闘い”の全貌に迫る！
予算委員会での“歴史的瞬間”
浜田聡議員が日本共産党の非合法化を訴えたのは、NHKのテレビ中継が入る参議院予算委員会の場だった。「共産党を非合法化せよという質問は、非常に勇気がいる。他党の批判、特にその議員が目の前にいる場での発言は、尋常な覚悟ではできない」と、浜田議員は自ら語る。この発言は、単なる挑発ではない。彼が長年抱いてきた「政党のあり方」への問題意識が爆発した瞬間だった。
浜田議員の背中を押したのは、奇跡的な機会だった。当時、彼はガーシー（東谷義和）元議員と少数会派を組んでいたが、自民党が予算委員会の質問枠を“吐き出した”ことで、抽選の結果、浜田に質問のチャンスが巡ってくる。「NHK中継がある最後の機会だ。ここでぶちかますしかない」と決意した彼は、共産党の“暴力革命”の可能性を俎上に載せ、議論を仕掛けた。
「質問後、涙を流して喜ぶ人々からの感謝の声が届いた。『国会議員がこんなことを言ってくれてありがとう』と。勇気を出した甲斐があった」と浜田議員は振り返る。この発言は、ネット上で大きな反響を呼び、Xでは賛否両論が渦巻いた。しかし、大手メディアはこの問題をほとんど取り上げず、浜田の声は広く届かなかった。
共産党非合法化の真意は「政党法の必要性」
浜田議員の「非合法化」発言は、単なる攻撃ではない。彼が目指すのは、日本に「政党法」を制定し、政党の定義を明確化することだ。「日本では、政党の定義が曖昧だ。公職選挙法や政党助成法に散見する程度で、ドイツやフランスのような『政党とは何か』を定めた法律がない」と指摘。「暴力革命を企てるような団体を、政党として認めるわけにはいかない」と語る。
浜田議員は、国会図書館を通じてドイツの政党法を調査し、自身のブログでブログ記事も公開している。「共産党を名指ししたのは、政党法の議論を喚起したかったから。暴力革命の思想を持つ団体が政党として認められるか、国民に考えてほしい」と強調。「非合法化」とは、あくまで強硬な手段ではなく、民主的な法整備の第一歩だという彼の主張する。。
しかし、この地味な政策提言は、国民の関心をあまり集めていない。「政党法は重要だが、国民の関心が低いのも事実。だからこそ、国会で大胆に訴えた」と浜田議員は語る。その言葉には、政治家としての使命感が滲む。。
浜田議員の共闘主義に対する批判は、旧統一協会や国際勝共連合との関係とも深く結びついている。彼は、国際勝共連合の講演会でこう語った。「共産主義に勝つというのが勝共の理念。私もその点は高く評価する」。旧統一協会との関係については、「宗教そのものには興味がないが、拉致監禁問題を知り、取り組む必要性を感じた」と説明。。
特に、旧統一協会の信者に対する“拉致監禁”事件を重く見ている。「今の時代に、数千人もの人が拉致監禁に遭い、場合によっては死亡者も出ている。そんな人権侵害が日本で起きているなんて信じられない。しかも、その関連人物が国政政党・立憲民主党と繋がる民主党との繋がりを持つ。これは国民に知られるべきだ」と訴える。。
浜田議員は、国際勝共連合の渡辺副会長の副会長から相談を受け、旧統一協会問題に踏み込んだ。「私が旧統一協会と関係していると批判されるのは構わない。だが、なぜなのか、その背景を理解してほしい」と語る。彼は、自身の行動が選挙ウォッチャー地代氏のようなネット発信者から誤解され、拡散されていることにも不満を漏らす。「大手メディアが取り上げないから、ネットで批判されるだけだ」と。。
マスコミの“冷淡な反応”と“孤高の闘い”
あるメディア関係者は、「旧統一協会関連は訴訟リスクが高く、慎重にならざるを得ない。浜田議員の主張は一方的で、裏取りが難しい」と語る。だが、浜田議員は諦めない。「堂々と話しているのだから、取材に来てほしい」と、メディアに呼びかけ続ける。。
浜田議員の“信念”と未来への挑戦
浜田議員の行動は、単なるパフォーマンスではない。彼は、旧統一協会問題や共産党非合法化の提訴を通じて、政治の透明性と民主主義の健全性を追求している。「政治と宗教は密接に関わるもの。公明党と創価学会の例もある。だが、その関係が人権侵害や隠蔽に繋がるなら、問題だ」と語る。
さらに、共産党に対する批判も、個人的な敵意ではなく、「共産主義に勝つ」という大きな理念に基づく。「日本に数ある政治団体の中でも、勝共の『共産主義』の精神は評価されるべき」と言い、国際勝共連合との連携を続ける理由を明かす。。
「私は、宗教やイデオロギーに縛られていない。だが、国民に事実を知らせ、議論を促すのが私の役割だ」と語る浜田議員。は、自身の東大入学時の記憶――「統一協会の洗脳に気をつけろ」という警告――や、安倍晋三元首相の暗殺事件をきっかけに旧統一協会問題に注目した経緯も語る。「政治家として、国民の声を無視できない」と。。
マスコミに突きつけられた“試練”
浜田聡の「共産党非合法化」の訴えは、単なる政治の枠を超えた挑戦だ。政党法のあり方、宗教と政治の関係、人権侵害への対処――彼が投げかける問題は、日本の政治の根幹に関わるものばかりだ。だが、大手メディアがこれを無視し続けるなら、国民の片隅で議論が燻るだけに終わるのか。
「私は、引き続き国民に訴え続ける。政党法の制定も、拉致監禁問題も、諦めない」と語る浜田議員の、闘は鋭い眼光はその決意を示す。。「マスコミメディアの皆さん、取材に来てください！」と、の声は、ジャーナリズムに突きつけられた宿題でもあるだ。。
果たして、浜田議員の“孤高の戦い”は、メディアや社会を動かすのか？のか？ それとも、ネットの片隅で燻り続けるのか？ この問題の行方を追い続ける。
