情報が多すぎると、頭が混乱して間違った考えをしちゃうよ!
「認知閾(にんちいき)」ってなに?
「認知閾」っていうのは、情報がいっぱいありすぎて、頭がパンクしちゃう状態のこと!
例えば、テスト勉強で本をいっぱい読むと、どれが大事かわからなくなっちゃうよね。それと同じで、世の中のニュースや話が多すぎると、頭が整理できなくなって、変な考えや行動をしてしまうんだ。
アメリカの科学者レベッカ・コスタさんは、「情報が多すぎると、みんな間違ったことを信じたり、誰かを責めたりするよ。それが続くと社会がめちゃくちゃになるかも!」って教えてくれたよ。
どんなことが起こるの?
情報が多すぎると、こんなことが起きるよ:
3年前、安倍晋三元首相が襲われた事件があったよね。
みんなびっくりして、なんでこんなことが起きたのか知りたかった。でも、ニュースや噂が多すぎて、頭が混乱!
結局、みんな「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」っていう宗教団体のせいにしちゃった。
教団を追い出せば解決!って思ったけど、問題はもっとややこしくなっちゃったんだ。
まるで「虫を退治しようとして、家に火をつけちゃった」みたいな感じ!
知られていない悲しい話
家庭連合の信者さんたちが、ひどい目にあった話もほとんど知られていないよ。後藤徹さんっていう人は、12年以上も閉じ込められて、信仰をやめるように無理やり言われたんだ。
裁判で勝ったのに、ニュースではほとんど話されなかった。
でも、別の事件(新潟少女監禁事件とか)では、テレビや本でいっぱい報道されたんだ。なんで差があるの?
それは、宗教への偏見や、情報が多すぎて頭が整理できなかったからだよ。心の傷に苦しむ人たち
後藤さんみたいな被害者は、長い間閉じ込められて、心に大きな傷を負ったよ。
「複雑性PTSD」っていう、心の病気で苦しむ人もたくさん。
でも、「統一教会なら仕方ない」なんて言う人もいて、被害者たちは助けてもらえないまま。
こんな悲しいことが、長い間隠されてきたんだ。新しい本で明らかに!
著述家の加藤文宏さんが、『檻の中の闇』っていう本で、10人の被害者の話をまとめたよ。
誰がどうしてこんなことをしたのか、ちゃんと整理して教えてくれる。この本は、情報が多すぎて混乱した人たちの話も出てくるよ。被害者の親も、子どもの信仰のことで頭が混乱して、間違った行動をとっちゃったんだ。
どうすればいいの?
情報が多すぎると、頭がパニックになるけど、こうすればいいよ:
- 原因を間違える:本当の理由がわからないから、適当な理由を作っちゃう。
- 誰かを責める:問題を解決せず、誰かのせいにして安心しようとする。
- 問題をややこしくする:小さいことに分けて考えるけど、余計にわからなくなる。
- とりあえずで満足:本当の解決を後でにして、簡単な方法でごまかす。
- 文句だけ言う:反対するけど、どうすればいいかは考えない。
- 情報を整理する:大事なことだけを選んで考える。
- 落ち着いて考える:すぐ誰かを責めないで、じっくり原因を探す。
- みんなで話す:偏見を持たず、みんなで問題を考える。
