家庭連合2世との対談で飛び出した驚きの主張! 「共産主義と戦う」信念の裏に何が?2025年某日、YouTubeチャンネル「#世のリアルチャンネル」に、NHK党の参議院議員・浜田聡氏(48)が登場。家庭連合(旧統一教会)の2世信者たちと対談し、波紋を呼ぶ発言を連発した。東大・京大卒のエリート放射線科医から政治家に転身し、「NHKをぶっ壊す」を掲げる同党の政策調査会長が、なぜ旧統一教会との関係を公然と語るのか? その真意に迫る。 エリート医師から“異色”の政治家へ浜田氏は京都出身、1977年生まれ。東京大学教育学部を卒業後、同大学院で修士号を取得。さらに京都大学医学部に再受験で入学し、放射線科専門医として活躍した異色の経歴を持つ。2016年の東京都知事選でNHK党党首・立花孝志氏の政見放送に「刺激を受けた」と語り、2019年に参議院議員に初当選。現在は国会議員として活動する傍ら、YouTubeでのゲーム配信や不動産経営にも手を広げるマルチタレントぶりを発揮している。 この日の対談は、家庭連合2世の若者たちがホストを務める番組での「緊急インタビュー」。テーマは「2世のリアル」と銘打たれ、旧統一教会をめぐる報道や社会の認識について、浜田氏が本音を語る企画だ。「小川さゆりはマスコミに利用されている」2世への思い対談では、家庭連合2世の織田さん、リサさん、こさんが登場。浜田氏は、旧統一教会をめぐるマスコミ報道に強い不満を表明した。特に、旧統一教会問題で注目を集めた小川さゆり氏(仮名)について、「反団体の人間で、マスコミにうまく使われている」と一刀両断。「彼女の意見が2世全体のイメージとして一般化されるのは問題」と訴え、2世信者たちの多様な声を広く発信する必要性を強調した。 「スパイ防止法の制定を求める2世の方々も全国にいる。そういう声を多くの人に知ってほしい」と語る浜田氏。SNSの普及により、若者が積極的に情報発信できる時代になったことを歓迎し、「1人1人が強い意志を持って発信すれば、社会は変わる」と若者たちを鼓舞した。「共産主義と戦う」家庭連合への共感とその背景対談の核心は、浜田氏が旧統一教会(現・家庭連合)への支持を明確に示した場面だ。「共産主義と戦う団体として、家庭連合の存在は重要」と断言し、「民主主義は戦って守るもの。戦わなければロシアのようになる」と、旧統一教会の反共産主義的なスタンスに共鳴する姿勢を見せた。 この発言は、NHK党が旧統一教会と関係を持っているとの批判がSNS上で飛び交う中でのものだ。実際、X上では「浜田聡は統一教会のエージェント」「NHK党と統一教会は一心同体」といった声が上がっており、浜田氏の行動は物議を醸している。 浜田氏はこうした批判に対し、「私のところには統一教会票欲しさという邪な思いはない」と反論。家庭連合信者からの陳情を受け、解散命令請求の妥当性に疑問を持ち、個人として動いていると主張する。しかし、旧統一教会の機関紙「世界日報」でその活動が報じられたことや、信者向け講演でSNSの戦略的活用を呼びかけたとされる報道もあり、関係の深さが注目されている。NHK党の“真の狙い”とは?浜田氏の政治姿勢は、NHK受信料制度のスクランブル化を掲げるNHK党の理念ともリンクする。「メディアの偏向報道を正す」「国民の声を直接国会に届ける」をモットーに、SNSを駆使して発信を続ける同氏。2021年の衆院選では、自民党候補に「裏金マーク」が付いた問題で総務省に放送法違反の可能性を指摘し、5分で1.2万リポストを記録するなど、ネットでの影響力は大きい。 しかし、旧統一教会との関係をめぐる発言は、NHK党の党首・立花孝志氏が「家庭連合の応援をいただく」と公言したこととも重なり、党全体の戦略として旧統一教会との連携を疑う声が絶えない。2025年参院選を控え、浜田氏が率いる政治団体「自治労と自治労連から国民を守る党」が全選挙区での候補擁立を計画する中、旧統一教会の信者を候補者として立てる可能性も取り沙汰されている。「戦う民主主義」を掲げる浜田氏の今後対談の最後、浜田氏は視聴者に向け、「共産主義と戦うことは重要。家庭連合の皆さんと共に頑張っていきましょう」と力強く呼びかけた。自身のYouTubeチャンネルやブログでの毎日発信を続ける一方、国会ではColabo問題や共産党への批判など、物議を醸す質問主意書を提出し続けている。 「民主主義は戦って守るもの」と繰り返す浜田氏。その戦いの先に何があるのか。NHK党の異端児として、旧統一教会との関係を公然と擁護する姿勢は、2025年参院選での再選を左右する大きな賭けとなるだろう。 (了)