
アメリカの保守派の若きリーダー、チャーリー・カーク氏(31)が、2025年9月10日、ユタ州オレムのユタバレー大学での講演中に銃撃され、命を落とした。わずか4日前と5日前の9月5~6日、韓国・京畿道高陽市のキンテックスで開催された「Build Up Korea 2025」で、韓国政府による旧統一教会(世界平和統一家庭連合)への強制捜査を「絶対に誤っている」と非難し、キリスト教的価値観と米韓同盟の重要性を訴えていた。信教の自由と自由民主主義を守り、世界平和を体現したカーク氏を、公共の場で凶弾が襲ったこの暗殺事件は、民主主義そのものへの挑戦だ。事件の真相究明と、メディア、教育、刑法の抜本的改革による再発防止が急務である!

韓国での勇気ある発言:「教会への強制捜査は絶対に誤り」カーク氏は、2025年9月5日、韓国初訪問の地として京畿道高陽市のキンテックスを選び、「Build Up Korea 2025」に登壇。ホストのミナ・キム氏と共に、2000人以上の若者やキリスト教徒を前に、信仰、自由、政治参加の重要性を熱弁した。このイベントは、キリスト教的価値観、自由民主主義、自由市場経済、米韓同盟をテーマにした保守派の集会で、昨年はドナルド・トランプ・ジュニア氏が参加した。カーク氏は、朝鮮日報のインタビューとパネルディスカッションで、韓国政府による教会への強制捜査を強く批判した。
原文(英語): “I want to say first that what’s happening to the churches and pastors in this country with these raids and things like that is absolutely wrong, and the American government is watching it.”
日本語訳: 「まず、この国の教会や牧師たちに対して行われている強制捜査などの行為は絶対に間違っています。そして、米国政府がこの問題を注視していることを皆さんに伝えたいと思います。」
翌6日の講演では、さらに踏み込み、トランプ大統領の関心を強調した。
原文(英語): “Terrible things are happening in South Korea, such as pastors being arrested and unauthorized investigations entering people’s homes. Trump is closely monitoring the South Korean government.”
日本語訳: 「韓国では、牧師が逮捕されたり、許可のない捜査が人々の家に入るなど、ひどいことが起きている。トランプ大統領は韓国政府を注視している。」
カーク氏は、2025年8月の旧統一教会への家宅捜索(前大統領夫妻の不正疑惑関連)を「政治的弾圧」と断じ、信教の自由を脅かす行為として非難。彼は、韓国が中国共産党の影響から独立し、米国の最重要同盟国として強くあり続けることを願い、会場で「USA!」のチャントが響く中、若者に信仰と自由を守る行動を促した。トランプとのユーモラスなエピソードで会場を魅了カーク氏は、厳しい発言だけでなく、ユーモアで聴衆を魅了。ホワイトハウスでのトランプ大統領とのエピソードを披露し、会場を沸かせた。
日本語訳: 「韓国では、牧師が逮捕されたり、許可のない捜査が人々の家に入るなど、ひどいことが起きている。トランプ大統領は韓国政府を注視している。」
原文(英語): “I was in the White House with President Trump’s team. We were having a great time talking about various topics. Then there was a pause in the conversation, and President Trump suddenly came up to me and said, ‘Charlie, I’m about to do something really big.’ The room got very quiet. Then he pressed the red button on his desk. I thought he launched a missile at North Korea, I was so shocked. But a few seconds later, someone came in with two Diet Cokes.”
日本語訳: 「私はホワイトハウスでトランプ大統領のチームと一緒にいました。さまざまな話題について楽しく話していました。会話が一時止まったとき、トランプ大統領が突然私に近づいてきて、『チャーリー、今から本当に大きなことをやるよ』と言いました。部屋がとても静かになりました。そして、彼はデスクにある赤いボタンを押しました。私は北朝鮮にミサイルを発射したのかと思って、とても驚きました。
日本語訳: 「私はホワイトハウスでトランプ大統領のチームと一緒にいました。さまざまな話題について楽しく話していました。会話が一時止まったとき、トランプ大統領が突然私に近づいてきて、『チャーリー、今から本当に大きなことをやるよ』と言いました。部屋がとても静かになりました。そして、彼はデスクにある赤いボタンを押しました。私は北朝鮮にミサイルを発射したのかと思って、とても驚きました。
でも数秒後、何が起こったか? 誰かがダイエットコーラを2本持って入ってきたんです。」
この軽快な話は、トランプとの親密な関係を示し、会場に笑いを誘った。米韓同盟と信仰の絆
カーク氏は、米韓同盟を「神の下での兄弟姉妹」と表現し、共産主義との闘いを「霊的な戦い」と位置づけた。原文(英語): “The United States and South Korea are not just allies, we are brothers and sisters under God. The fight against communism is a spiritual fight. The best way to fight and win against communism is to preach the gospel every single day to your friends and family.”
日本語訳: 「米国と韓国は単なる同盟国ではなく、神の下での兄弟姉妹です。共産主義との闘いは霊的な戦いです。共産主義に立ち向かい勝利する最善の方法は、毎日、友達や家族に福音を伝えることです。」
この発言は、韓国のキリスト教コミュニティに強い共感を呼び、信仰と自由を守る使命を強調した。凶弾に倒れた平和主義者カーク氏の韓国での熱弁からわずか4日後の9月10日、ユタバレー大学での「アメリカンカムバックツアー」初日、180メートル離れた建物から放たれた銃弾で首を撃たれ即死。3000人の観衆が見守る中での凶行は、民主主義の脆弱さを象徴した。FBIは犯人が逃走中とし、報奨金10万ドルで捜索を続けるが、動機は不明。カーク氏は、19歳で「ターニング・ポイントUSA」を設立し、全米3500以上のキャンパスで保守的価値観を広め、2024年のトランプ再選に貢献。Xフォロワー530万人のポッドキャスト「ザ・チャーリー・カーク・ショー」で、信仰と自由を訴えた彼は、キリスト教・ユダヤ教の擁護者でもあった。イスラエルのネタニヤフ首相は「彼は真実と自由のために殺された」と悼んだ。民主主義への挑戦:米国歴代大統領の反応この暗殺は、米国の政治的分断を浮き彫りにし、党派を超えた非難を呼んだ。トランプ大統領はこう述べた。
トランプ氏は半旗掲揚を命じ、バイデン、オバマ両元大統領も「政治的暴力は許されない」と非難。ニューサム知事も「卑劣な襲撃」と糾弾。日本語訳: 「米国と韓国は単なる同盟国ではなく、神の下での兄弟姉妹です。共産主義との闘いは霊的な戦いです。共産主義に立ち向かい勝利する最善の方法は、毎日、友達や家族に福音を伝えることです。」

岸田文雄前首相の旧統一教会への解散命令請求は、容疑者の意図を追認する暴挙であり、「信教の自由」を脅かした。安倍氏暗殺の真相は未解明のまま、日本政府は再発防止策を講じていない。「信教の自由」を擁護せよカーク氏は、信教の自由を心から擁護した。韓国での発言は、宗教への政治的介入が自由を侵すと警告するものだった。韓国と日本での宗教弾圧は、個人の信仰を奪い、社会を分断する。カーク氏はこう訴えた。
「私はただ、韓国が強く、中国共産党から独立した存在であってほしい。韓国は米国の最も信頼できる同盟国だからだ。」
真相究明と再発防止をカーク氏と安倍氏の暗殺は、民主主義と信教の自由への挑戦だ。以下を求める:
- 真相究明: カーク氏暗殺の動機と背後関係を徹底調査。安倍氏暗殺の徹底的な真相究明と政治的意図を検証。
- メディアの責任: 宗教弾圧の構造を深掘り。放送法の改正。
- 教育改革: 自由と信仰の価値を教える。
- 刑法改正: 政治的暴力を厳罰化。

参考文献
- 朝鮮日報: www.chosun.com
- MKニュース: www.mk.co.kr
- NHKニュース: www3.nhk.or.jp
- 朝日新聞: www.asahi.com
- 産経ニュース: www.sankei.com
- ロイター: jp.reuters.com
- AFP: www.afpbb.com
- ニューヨーク・タイムズ: www.nytimes.com
- Build Up Korea 2025 Panel
- Build Up Korea 2025 Last Speech