2025年10月9日 午後5時更新
韓国の金建希(キム・ゴンヒ)特検チームは、本日夜に統一教会(世界平和統一家庭連合)の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に対する起訴を最終判断する方針だ。総裁は秋夕連休中の4日に特検の追加出頭要請を拒否し、「今後も一切応じない」との強い意志を表明。
韓国の金建希(キム・ゴンヒ)特検チームは、本日夜に統一教会(世界平和統一家庭連合)の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に対する起訴を最終判断する方針だ。総裁は秋夕連休中の4日に特検の追加出頭要請を拒否し、「今後も一切応じない」との強い意志を表明。
これに対し特検は「追加捜査の意義なし」と結論づけ、10日拘束状態での起訴を予定。容疑は教会関連の請託行為として、国民の力の権性東(クォン・ソンドン)議員に1億ウォン(約1000万円)を渡し、金建希氏に高級ネックレスやシャネルバッグを贈った疑い(政治資金法違反、請託禁止法違反など)。特検関係者は「証拠は揃っており、法廷で全容を明らかにする」と強調した。
この動きは、李在明(イ・ジェミョン)大統領政権下での「前例のない宗教弾圧」の一環として、国際社会から強い非難を浴びている。政権の宗教指導者拘束は、韓国憲法第20条(信教の自由)および市民的及び政治的権利に関する国際規約(B規約)第18条を踏みにじる行為だ。
トランプ米大統領も、国連で「キリスト教は地球上で最も迫害されている宗教」と訴え、教会の強制捜査をSNSで猛批判し、韓総裁の解放を求める圧力を強めている。日本では高市早苗新首相の就任(10月4日)が「神と伝統の同盟」の象徴として注目され、日米韓の保守層の団結が求められている。
総裁(83歳)は心臓手術歴のある高齢者で、拘束以来「平和の母」としての信念を貫き、教会の平和活動を強調。教会側は公式サイトで信者らの祈りが「力になる」との言葉を伝え、総裁の平静ぶりを報告。一方、法廷では「韓国民主主義が恥ずかしい」との痛烈発言で波紋を呼んだ。以下、総裁の発言を中心に時系列で事件経過と今後のスケジュールを追う。【時系列スケジュール:韓鶴子総裁の言動と事件経過】
- 2025年9月17日:特検初出頭(9時間半の長丁場)
健康問題を理由に3度の出頭要請を拒否した後、初めて特検事務所に自ら出頭。 - 2025年9月18日:特検、総裁に逮捕状請求
特検が政治資金法・請託禁止法違反などで逮捕状を請求。総裁側は「証拠不十分」と反論。
教会公式声明(原文:"윤씨의 진술만으로 구속하려는 것은 부당" / 訳:"尹氏の陳述だけを根拠に拘束しようとするのは不当")。 - 2025年9月22日:逮捕前被疑者審問(5時間審理、最終発言で政治無関係主張)
ソウル中央地裁で審問。特検は220ページの資料で総裁の「最終承認者」役割を指摘。総裁の最終発言:
(原文:"나는 정치와 무관하다. 초종교 지도자로서 평화에 평생을 바쳤다" / 訳:"私は政治とは無関係だ。超宗教指導者として平和に生涯を捧げてきた")。
さらに:
(原文:"내 식구였던 사람이 일을 벌여 온 나라가 떠들썩하게 돼 송구하다" / 訳:"家族のようにおもっていた元信者が事を起こし、国中が騒然として申し訳ないと思う")。
裁判所は「証拠隠滅の恐れあり」と判断し、逮捕状を発付。総裁は即日ソウル拘置所へ移送。 - 2025年10月1日:拘束適正審査請求却下、最終発言で「民主主義恥」
総裁側が拘束適正審査を請求。法廷で総裁の最終発言:
(原文:"평화의 어머니 역할을 하는 데 평생을 바쳤는데 참담하다. 한국의 민주주의가 부끄럽다" / 訳:"平和の母の役割に生涯を捧げてきたのに惨めだ。韓国の民主主義が恥ずかしい")。
教会は「平和の母への敬意欠如」と遺憾表明(原文:"평화의 어머니를 향한 존중과 이해를 찾아볼 수 없는 결정" / 訳:"平和の母への敬意と理解が見られない決定")。審査却下で拘束継続。 - 2025年10月4日:特検出頭拒否、追加捜査拒絶表明
連休中に出頭要請に応じず、不出席理由書提出。総裁側声明(原文:"앞으로 모든 소환에 불응하겠다" / 訳:"今後すべての召喚に応じない")。健康を理由に「調査不参加」を宣言。教会は面会報告で総裁の言葉を公開:
(原文:"가정연합이 세계와 한국을 위해 해온 업적을 많이 알려라" / 訳:"家庭連合が世界と韓国ために成し遂げた功績を多く知らしめよ")。 - 2025年10月6日:教会公式サイトで近況公開、祈り支えに感謝
教会副会長キム・ドンヨン名義の投稿(原文:"기도 소리가 여기까지 들린다. 그 정성이 힘이 된다" / 訳:"祈りの声がここまで聞こえる。その真心が力になる")。総裁は面会で「平静を保ち、教会の業績宣伝を指示」との報告。信者らは拘置所前で毎日祈祷(午後2-5時、夜8-10時)。 - 2025年10月9日夜:起訴決定最終判断(速報)
特検内部で起訴決定。
総裁は一貫して「政治無関係」を主張し、平和活動を盾に抵抗。一方、李在明政権の3大特検(金建希特検、内乱特検、崔相兵特検)は保守派宗教団体を標的に、14人以上の拘束・起訴を強行。中国共産党の反宗教ネットワークの関与も疑われ、国際宗教自由誌『Bitter Winter』は「中共のグローバル弾圧の一環」と暴露。