【非暴力の平和リーダー】韓国で2名の宗教家が不当拘束 孫賢宝牧師の平和的リーダー教育の歩み - エデンの園のようなのどかな教育現場をみれば分かる【即解放せよ】

釜山の穏やかな海風が吹き抜ける世界路教会。その広大な敷地に広がる芝生の運動場では、保育園の子どもたちが無邪気に笑い声を響かせ、遊びに夢中になっている。まるでエデンの園を思わせるこののどかな風景は、教会の教育理念そのものだ。
5000名規模の荘厳な礼拝堂がそびえ立つ一方で、子どもから大人までが心豊かに育つプログラムが日々繰り広げられる現場を訪れれば、孫賢宝(ソン・ヒョンボ)牧師の平和的リーダー教育の真髄がわかるはずだ。
しかし、そんな穏やかな指導者の牧師が、2025年9月8日に選挙法違反の疑いで逮捕・拘束された。もう一人の宗教家、韓鶴子総裁とともに不当な拘束を受けながらも、彼の歩みは信仰と平和の灯を消さない。本稿では、孫牧師の教育の軌跡をたどり、なぜこのような弾圧が許されざるものかを、現場の温かな光景とともに描く。
信仰と平和の種をまく教育の森釜山世界路教会は、1955年の創立以来、地域の心のオアシスとして育まれてきた。孫牧師は1993年にこの教会を引き継ぎ、当時のわずか20名の小さな集まりを、毎週4000名以上が集うメガチャーチへと成長させた。
教会の中心は、5000名を収容する壮大な礼拝堂。木目調の温かな内装に、柔らかな光が差し込み、賛美歌の調べが響くこの空間は、単なる礼拝の場ではなく、平和を祈る人々の聖域だ。孫牧師の説教は、常に「神の愛に基づく調和」をテーマに、家族の絆や社会正義を語る。非暴力的で、対話を重視する彼のメッセージは、聴く者の心に静かな勇気を植え付ける。
教会の教育プログラムは、保育園生から始まる充実したカリキュラムが特徴だ。併設の**제일어린이집(保育園)**では、3歳から5歳の子どもたちが、聖書の物語を絵本で学びながら、自然遊びを通じて優しさと協調性を養う。
芝生の運動場で、子どもたちが手をつないで輪になって歌う姿は、まさにエデンの園のよう。牧師は「子どもたちの笑顔が、未来の平和を約束する」と語り、毎週の礼拝後に園児たちを祝福する習慣を続けている。このプログラムは、単なる幼児教育ではなく、生涯にわたる平和的リーダーシップの基盤を築くものだ。
さらに、**세계로국제교육(世界路国際教育)**では、子どもから青少年までが英語や異文化交流を通じてグローバルな視野を広げる。孫牧師の理念に基づき、「平和は国境を超えた理解から生まれる」とのテーマで、海外交流キャンプやリーダーシップワークショップを実施。
参加者は、聖書の教えを基に、紛争解決のロールプレイングを行い、非暴力的アプローチを学ぶ。教会の敷地内にある芝生広場では、こうしたプログラムの休憩時間に、子どもたちがピクニックを楽しむ。木陰で本を読む姿や、友達とシェアするおやつの時間は、競争ではなく共有の喜びを教える。こうしたのどかな現場を目の当たりにすれば、牧師の教育がどれほど純粋で平和志向かがわかるだろう。試練のさなかで輝く不屈の指導者孫牧師の歩みは、30年以上にわたる献身の賜物だ。1960年代生まれの彼は、神学校卒業後、特別部隊での軍歴を経て牧会に転じ、教会を「世界へ向かう道(Segyeoro)」として再興した。
保守プロテスタントの重鎮として、「セイブ・コリア(Save Korea)」運動を主導し、尹錫悦前大統領の支持者として知られるが、その核心は常に非暴力的平和だ。2024年の戒厳令危機時も、祈りと対話の集会を組織し、数万人の信者を率いて平和的抗議を展開した。
しかし、2025年李在明政権の発足後、状況は一変。 5月の尹支持祈祷会を「選挙法違反」とされ、教会と牧師宅が家宅捜索された。9月8日の逮捕は、「逃亡・証拠隠滅の恐れ」を理由に、裁判所の令状で強行された。 教会側はこれを「宗教弾圧」と非難し、国際的に注目を集めている。同時期に拘束された韓鶴子総裁(家庭連合総裁)とともに、2名の宗教家が不当拘束の標的となった。

ソンヒョンボ牧師とチャーリー・カーク氏
米国のトランプ大統領はTruth Socialで「韓国の教会弾圧は粛清だ」と投稿し、マルコ・ルビオ国務長官も「宗教の自由は米韓同盟の基盤」と解放を要求。チャーリー・カークの遺志も、孫牧師への励ましの言葉として残されている。
拘束中も、孫牧師のメッセージは教会を通じて届く。信者たちは獄中からの手紙を読み上げ、「神の計画に沿った正義を、非暴力で追求せよ」との言葉に涙する。健康状態が懸念される中、教会の芝生広場では信者たちが祈りの輪を形成。子どもたちの笑顔が、牧師の不在を埋めるように、平和の象徴となっている。 7団体の影に潜む民主主義の危機孫牧師のケースは、氷山の一角。2025年5月から9月にかけて、保守派キリスト教7団体が尹支持活動を理由に捜査され、2名が拘束された。 これは李政権の「保守勢力排除」戦略と見なされ、親中・反米の政策加速を懸念する声が国際的に高まっている。
以下に一覧を挙げる。
番号
時期
団体名(英語名)
指導者名(英語名)
捜査内容・容疑
拘束状況
2025年5月
釜山世界路教会(Busan Segyeoro Church)
孫賢宝(Son Hyun-bo)
選挙法違反(尹支持集会主催)
9月8日拘束
2025年6月
恩正参尊教会(Unjeong Chamjon Church)
高秉燦(Ko Byung-chan)
反乱扇動(政権批判説教)
召喚のみ
2025年7月
恩平第一教会(Eunpyung Jeil Church)
不明
外国干渉(米国大使講演イベント)
拘束なし
2025年7月
汝矣島純福音教会(Yoido Full Gospel Church)
李龍勲(Lee Yong-hoon)
尹支持祈祷会(施設急襲・記録押収)
事情聴取のみ
2025年7月
極東放送(Far East Broadcasting Company)
ビリー・キム(Billy Kim)
選挙法違反(尹支持放送)
召喚のみ
2025年8月
愛第一教会(Sarang Jeil Church)
全光訓(Jun Kwang-hoon)
尹支持演説動画(信者情報押収)
拘束なし
2025年7-9月
家庭連合(Family Federation for World Peace)
韓鶴子(Han Hak-ja)
収賄・政治資金法違反(尹夫人関連)
9月22日拘束
これらの団体は、合計数百万人の信者を抱え、韓国社会の精神的支柱だ。孫牧師の教会のように、教育と慈善に力を入れる平和的活動が、なぜ「反国家勢力」とされるのか。現場ののどかな風景を思い浮かべれば、その理不尽さが胸に迫る。エデンの園のような現場から、解放の祈りを世界路教会の芝生運動場で、保育園生たちが花を摘み、互いに分け合う姿は、孫牧師の教育の結晶だ。5000名規模の礼拝堂から響く賛美歌は、非暴力的平和を歌う。
こうしたエデンのような現場を見学すれば、不当拘束の不当さが一目瞭然。国際社会の声が高まる今、孫賢宝牧師と韓鶴子総裁の即時解放を求めよう。信仰の自由は、子どもたちの笑顔を守るためにこそ。沈黙は許されぬ──祈りと行動で、平和のリーダーを取り戻そう。

(参考:国際キリスト教迫害監視団体、米State Department声明、2025年10月14日時点)