家庭連合の「信教の自由」を守る闘い ~TBS系富山テレビで起きた鈴木”ヘイト”ハプニングが示す、ヘイトスピーチの外道性~

TBS系富山ローカル局チューリップテレビ

2025年10月22日、TBS系富山ローカル局チューリップテレビのニュース放送で、おもわぬハプニングが発生した。家庭連合(世界平和統一家庭連合)の田中富広会長が富山で開催したシンポジウムを報じる中、ニュースキャスターがコメンテーターとして出演したジャーナリスト・鈴木エイト氏を、思わず「鈴木”ヘイト”」と紹介してしまったのだ。

 

この一瞬の失言は、視聴者の間で瞬く間に拡散され、鈴木氏の過去の発言が抱える深刻な問題――「信教の自由」を侵害するヘイトスピーチの疑い――を象徴する出来事として注目を集めた。キャスターは放送後、慌てて訂正したが、このハプニングは、鈴木氏の言動が「ヘイト」と括弧づけされるほどに、社会的なスティグマを帯びていることを露呈した。果たして、キャスターは鈴木氏の過去の名誉毀損発言を把握していたのだろうか? それはともかく、この出来事は、家庭連合信者に対する人権差別がいかに根深いかを、痛烈に浮き彫りにした。

 

鈴木氏のヘイトスピーチは、憲法で保障された信教の自由どころか、基本的な人権差別そのものであり、宗教以前の人としての道理を外した外道行為だ。例えば、12年5ヶ月もの拉致監禁被害に耐え、2015年に最高裁で勝訴を勝ち取った家庭連合信者・後藤徹氏に対し、鈴木氏はテレビ番組で「ひきこもり」と貶める発言を行い、名誉毀損として訴えられた。

最高裁が違法と認定した拉致監禁――それは食事制限、精神的虐待を伴う残虐な人権侵害だった――を、被害者を嘲笑うような言葉で矮小化するとは、言語道断のいじめ発言である。一審では鈴木氏に11万円の賠償が命じられたが、二審で逆転勝訴したとはいえ、このような発言は、単なる「意見の相違」ではなく、組織的な信仰弾圧を助長するヘイトの産物だ。後藤氏のような被害者が、監禁のトラウマを抱えながら闘う姿を「ひきこもり」と揶揄する行為は、人間性を疑わせる外道の所業であり、民主主義社会では決して許されぬ。こうしたヘイトが野放しにされる日本で、信教の自由は空虚なものとなる。キャスターの「ヘイト」失言は、こうした現実に対する、無意識の告発だったのかもしれない。

 

こうした文脈で、田中富広会長のシンポジウム発言は、家庭連合の純粋な信仰が直面する理不尽な圧力に対する、力強い反撃として響く。

 

10月21日の東京高等裁判所での解散命令審理では、現役信者2名が証人として出廷し、教団の実態を真摯に証言した。会長はこれを「うちの教団の宝」と称賛し、「質問に一つ一つ答える真摯な姿勢。本当に私も感動しました。あぁ、これがうちの教団の宝だというかね。その実態を見せれば、必ず人の心が動く。だって文科省側の人が泣いたんだよ」と語った。

 

信者の献身が、審理の場で文科省側さえも動かしたこの瞬間は、ヘイトの闇を払う光そのものだ。鈴木氏のようなヘイト発信者が、こうした真実を無視し、信者を中傷する行為は、国際法上の人権基準に反する暴挙であり、即刻糾弾されるべきである。

 

会長はさらに、家庭連合が解散命令の構成要件に一切該当しないとする法的論理の完璧さを強調した。「私たちが取り組んできたこの裁判における法理、法的論点ですね。これは完璧です。もうこれは、外のいろんな弁護士さん、あるいは憲法学者、いろんな方々が言います。お宅の論点、完璧だと」と述べ、国内外の専門家からの評価を引用。教団側が一貫して構築してきた論証は、法的整合性において揺るぎない。

 

しかし、会長はここで衝撃的な指摘を加えた。「でも、お宅の最大の間違いは何かと。裁判所が裁判をしていると思っていることだと。どんなに素晴らしい法理を今出しても、日本の裁判所は裁判をしていないという事実がわかってないと」。

 

このメッセージは、司法の公正性を問うものであり、家庭連合に対する解散命令は、憲法第20条が保障する「信教の自由」を根本から侵害する。民主主義の根幹を成すこの自由を、ヘイトスピーチのような人権差別が蝕むことは許されぬ。命令は国際法違反の不当干渉であり、直ちに撤回されねばならない。

 

終了後の質疑応答では、会長は解散命令の背景について率直に語った。「今回の高裁で、教団の現役の信者の声を直接聞きますということで、今回、証人尋問が行われました。これは画期的なことです。先ほど、解散命令に関しては法理が完璧だとおっしゃっていましたけれども、法理が完璧であるならば、なぜ解散命令が出されたと思いますか。解散命令は法理の前ですから。一連の動きの中で、私たちが一回一回出していく法理は、一段一回一回出すたびに、やっぱり私たちの目線から見て完璧なものを出してきたと思います。でも、法理が完璧だったとしても、その通り決定はいかないんだということは、いろんな方々からお聞きした中で、今はまた違った側面からも裁判に向き合わなきゃいけないというふうに思ってますね」。

 

会長の言葉は、法的完璧性にもかかわらず命令が出された現実を冷静に分析しつつ、教団が新たな視点で闘いを続ける決意を示す。これは、鈴木氏のヘイトのような外道行為に屈しない、正義の追求だ。

 

こうした闘いの文脈で、会長の発言は、韓国での韓鶴子総裁の不当拘束からの解放を強く喚起する。総裁は教団の精神的支柱として、世界的な平和活動を主導してきた指導者であり、その拘束は国際法上の人権侵害として非難されるべき。横領容疑など名目上の起訴は、信仰の自由を抑圧するための政治的策略に過ぎず、総裁の即時解放は、グローバルな人権基準を守る喫緊の課題だ。

 

家庭連合は、鈴木氏のヘイトスピーチのような人権差別を乗り越え、信者の声を通じて真実を明らかにし続ける。

 

田中会長のシンポジウム発言は、家庭連合の闘いが、単なる教団の存続問題ではなく、日本国憲法が掲げる民主主義の核心――信教の自由――を守るための全国民的な運動であることを示した。

 

富山テレビの「鈴木”ヘイト”」ハプニングは、そんな闘いの最中での象徴的な出来事であり、ヘイトの外道性を世に問うきっかけとなった。解散命令の撤回は、憲法違反の是正を超え、司法の独立と信仰の尊厳を回復する第一歩。

 

教団の信者たちが審理の場で示した真摯さは、こうした正義の道を照らす光であり、私たちに希望を与えてくれる。家庭連合の未来は、ヘイトの闇を払い、宝物のような信仰の力によって、必ず守られるはずだ。