韓国MBSニュース取材に家庭連合USA会長が語る「トランプ大統領をはじめ国際問題になっている宗教迫害」 政敵のいない神主義とは?

2025年11月7日 韓国を訪れた家庭連合(旧統一教会)USA支部の会長兼議長、デミアン・ダンクリー(Demian Dunkley)氏が、MBSニュースの取材に応じ、国際的な宗教迫害問題やトランプ米大統領の韓国訪問をめぐる誤解について語った。ダンクリー氏は、家族連合の根本理念である「神主義(Godism)」を強調し、「政敵のいない神の王国」を目指す平和のビジョンを熱く語った。取材は、家族連合のメンバーらが声を上げるキャンペーン「Federation of the King」の一環として行われ、宗教の自由と国際協力の重要性を訴える内容となった。
対話の重要性と誤解の解消:宗教迫害の根源は「関係の欠如」
取材の冒頭、ダンクリー氏は、国際的な宗教迫害がもたらす誤解について触れた。トランプ大統領をはじめ、米国の政治家や宗教指導者に対するバッシングが、単なる政治的対立ではなく、深い「関係の欠如」から生じていると指摘した。「話すことが大切です。私はあなた(取材者)のように、この会話をどう描くか、どういう点を強調するかはわかりません。でも、私の心はただ、もう一人の兄弟、もう一人の人間に会うこと。互いに学べることがたくさんあります。でも、肩を並べずに距離を置くと、怖い想像ばかりが膨らみます。最大の誤解は、関係の欠如です。ただ会って話せばいいのです」と語った。
ダンクリー氏は、家族連合のメンバーがこれまで「静かにするよう求められてきた」中で、今回のキャンペーンが「声を上げる」機会だと強調した。「数ヶ月間、私たちは静かでした。リーダーもメンバーも口を閉ざすよう言われました。でも今、私たちは出てきて、歌い、話し、互いに聞き合うのです。これが家族連合のメンバーが声を上げる瞬間です。静かにしていれば声は見つかりません。話さなければ、心を表現する方法はわかりません」。この言葉は、トランプ大統領の韓国訪問をめぐる一部メディアの報道で、ダンクリー氏自身が「反乱扇動者」のように描かれた誤解を念頭に置いたものだ。
トランプ大統領歓迎の真意:米韓の絆と宗教の自由
取材で特に注目されたのは、トランプ大統領の韓国訪問に関するダンクリー氏の発言だ。APAC(アジア太平洋)サミットでの日曜礼拝メッセージで、ダンクリー氏は「トランプ大統領と文鮮明師の母君(Mother Moon)を共に支持する」姿勢を示した。これが一部で「反乱を煽る」ような誤った解釈を招いたが、ダンクリー氏はその背景を明かした。「ニューヨークのメンバー向けのメッセージで、なぜ韓国で大統領を迎え入れないのかと話しました。韓国の公の集会法は厳しいと思いますが、心はシンプルです。アメリカは韓国にとって重要です。アメリカ国民として、韓国に良い印象を与えたい。そして、大統領に多くの韓国人――メンバーや友人――が歓迎し、愛していると感じてほしい。それがアイデアでした」。
この発言は、国際的な宗教迫害の文脈で捉えられる。トランプ大統領は、米国内での宗教自由擁護を掲げてきたが、一方で家族連合のような新宗教団体に対するバッシングが政治的に利用されるケースが増えている。ダンクリー氏は、これを「政敵のいない神主義」の対極として批判。「神が存在し、神が私たちの天の父母なら、私たちは皆、神の子――兄弟です。韓国人であるあなた、アメリカ人である私、何がより重要か? 神の子としてのアイデンティティです。それが最高のものです」と訴えた。
「政敵のいない神主義」とは? 一つの家族の下で平和を
家族連合の究極的目的について問われたダンクリー氏は、「政敵のいない神主義(Godism without enemies)」の核心を語った。これは、文鮮明師が提唱した「神の王国」の理念に基づき、すべての信仰者――あるいは無信仰者――が「神の子」として一つになるビジョンだ。「美しいのは、私たちがすべての信仰の人々、信仰のない人々とも協力したいということ。教会や組織は、ただの手段です。あなたの声、あなたの目的を世界に届けるための乗り物です。家族連合の最高の目的は、皆に『私たちは神の子だ』と気づかせること。神の子なら、兄弟姉妹。韓国人かアメリカ人か、この教会かあの教会か、そんな分断は必要ありません。一つの惑星で、一つの家族として生きるのです。一つの神の下の一つの家族(One Family Under God)」。
ダンクリー氏は、韓国人メンバーとの共通点を強調。「正直に言って、ほとんどの韓国人が同じものを渇望しています。ただ、どう築くか、どう創造するか、どう語るか、試行錯誤しているだけです。私たちも同じです」。この「神主義」は、トランプ大統領のような政治指導者に対する迫害を、単なる個別事件ではなく、人類全体のアイデンティティ危機として位置づける。政敵を作らず、神を中心とした平和を構築する――それが家族連合のグローバルな使命だ。
キャンペーンの意義:声を上げ、世界を変える
今回のインタビューは、家族連合メンバーが「静寂から声へ」移行する象徴だ。ダンクリー氏は、「うまくいくか、誰かの意見で失敗か、それは関係ありません。私たちにとっては、メンバーが声を上げる瞬間です」と締めくくった。取材後、ダンクリー氏はメンバーらと集会に参加し、歌と祈りを通じて平和を祈った。
国際社会で宗教迫害が深刻化する中、ダンクリー氏の言葉は、米韓の橋渡し役として注目を集めている。家族連合は、「政敵のいない神主義」を掲げ、トランプ大統領をはじめとする指導者支援を通じて、世界平和の実現を目指す。