【米トランプ大統領が再び動くか】ソウル光化門記者会見でバレット牧師が伝えたかった「宗教の自由」3つのポイントとは?「拘束されている宗教指導者をどう扱うかは、韓国がどんな国でありたいかを世界に示す鏡になる」

2025年11月14日、ソウル光化門で行われた「宗教的価値・宗教的良心支持記者会見」に、米国シカゴの著名なゴスペル牧師トーマス・リー・バレット氏(81)が登壇した。カニエ・ウェストが楽曲をサンプリングしたことでも知られるバレット牧師は、長年の“親韓派”として知られ、1990年代から韓国キリスト教界と深い交流を続けてきた人物だ。
彼が今回、わざわざ大西洋を越えて韓国に駆けつけ、マイクの前に立った理由はただ一つ―― 「韓国で今起きていることは、単なる一教団の問題ではない。これが世界の宗教の自由に対する警鐘になりうる」という強い危機感だった。
バレット牧師が光化門の場で強調した「宗教の自由を守るための3つのポイント」は、次の通りだ。
- 宗教の自由は人間の良心そのものである 「信仰の自由を奪うことは、人間の尊厳の根幹を揺るがす行為だ」と牧師は断言。政府や権力が個人の信仰心に介入することは、決して許されない一線だと訴えた。
- 物質文明の進歩の裏で、霊性と信仰の価値が周辺化されている 「人類はテクノロジーと経済では驚異的に発展したが、心と魂の領域は逆に貧しくなっている」。現代社会が信仰を“時代遅れ”と扱う風潮に対し、強い警告を発した。
- 神学的・政治的対立を超えた、信仰者たちの超宗派連帯が必要 「今こそ、教派や政治的立場を乗り越えて、すべての信仰者が一つになる時だ」。特定の教団を守るためではなく、「宗教そのものの自由」を守るための国際的連帯を呼びかけた。
この会見の背後には、トランプ大統領と近いとされる米国保守派キリスト教界の強い関心があるとも言われている。バレット牧師は帰国後、米国の主要な宗教指導者たちに今回の韓国状況を直接報告し、国際的な共同行動を呼びかける方針を示している。
「私は怒りを煽りたいのではない。政治家たちの良心に訴えたい」 穏やかな口調ながら、その言葉には確かな重みがあった。
光化門の寒空の下、バレット牧師が最後に残した言葉はこうだ。 「拘束されている宗教指導者をどう扱うかは、韓国がどんな国でありたいかを世界に示す鏡になる」
トランプ政権2期目の米国が、この“鏡”をどう見るのか―― 世界の宗教界が今、ソウルの動向を注視している。