竹田恒泰氏: ”安倍晋三元首相銃撃事件は鈴木エイト氏の報道が引き起こした「政治的なテロリズム」”

竹田恒泰氏: ”安倍晋三元首相銃撃事件は鈴木エイト氏の報道が引き起こした「政治的なテロリズム」”

明治天皇の玄孫で保守論客の竹田恒泰氏が、自身のYouTubeチャンネルで安倍晋三元首相銃撃事件を「政治テロリズム」と位置づけ、ジャーナリスト鈴木エイト氏の報道が事件の背景に深く関与していると強く指摘している。この主張は竹田氏独自のものではなく、事件をめぐる議論の中で複数の識者や国際人権団体からも同様の懸念が寄せられており、報道の影響力と責任を問う声が広がっている。

事件の本質は「政治テロリズム」か

竹田氏によると、山上徹也被告の裁判供述では、安倍氏を「統一教会(世界平和統一家庭連合)と政治の関わりの中心」と認識し、「他の政治家では意味が弱い」と述べたという。

これを竹田氏は、個人的恨みを超えた政治的目的を持つ標的型テロだと分析。選挙演説中の犯行という点からも、民主主義に対する攻撃だと強調している。

鈴木エイト氏の報道が誤認を生んだ可能性

竹田氏の指摘の焦点は、被告が安倍氏を「中心」と誤認した背景に鈴木エイト氏の報道があるという点にある。鈴木氏は統一教会と政治家のつながりを長年追及し、被告が事件前にその記事を読んでいたことが知られている。特に、被告が最も頻繁に閲覧していたサイトとして鈴木氏主筆の『やや日刊カルト新聞』を挙げている点が注目される。竹田氏は、鈴木氏の主張(統一教会の政治影響力が強い)について、信者数が実質数万人規模で政治を動かす力はないと反論。過去の議論でも信者数の少なさを指摘したという。

こうした報道が被告の誤った認識を形成し、事件を誘発した間接的要因となった可能性を竹田氏は指摘する。この見方は竹田氏だけに留まらず、国際人権誌『Bitter Winter』では鈴木氏の言説が暗殺者の世界観を正当化し、さらなる暴力を生みかねないと批判されている。また、経済評論家・池田信夫氏もX「鈴木エイトを殺人教唆で起訴すべき」と強い言葉で責任を追及する投稿を行い、数万のリポストを集めるなど、社会的な議論を呼んでいる。

統一教会問題の背景と報道の責任

一方で、統一教会をめぐる議論では、拉致監禁被害の主張や全国弁連の関与、鈴木氏の関連訴訟(後藤徹氏名誉毀損事件で一審敗訴後、控訴審で逆転勝訴)なども浮上している。

被告が事件前日に拉致監禁問題を追及するジャーナリスト米本和広氏に手紙を送っていた事実も、鈴木氏の報道とは対照的な情報源を示唆する。

竹田氏は、事実に基づかない報道が悲劇を生むと警告し、言論の責任を問うている。この点についても、複数の保守系論客や人権団体が同様に、報道の偏向や過度な強調がテロを誘発した可能性を指摘しており、竹田氏の主張が孤立したものではないことがわかる。

統一教会合同結婚式 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が会見:

竹田氏の主張は、事件を単なる個人犯罪ではなく、政治・報道の文脈で捉え直す視点を提供するものだ。裁判は2026年1月21日判決予定で、統一教会の解散命令(2025年3月東京地裁)も争われている中、事件の真相と報道の社会的影響は今後も多角的な議論を呼びそうだ。

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