バンス米副大統領は2025年2月5日、首都ワシントンで開かれた「国際宗教自由(IRF)サミット」で講演した。

JD ヴァンス副大統領:
「私たちの政権は、宗教の自由を、法的原則としてだけでなく、それが重要であるとしても、自国の国境内、特に国境外の両方で実践されている現実として擁護しなければならないと考えています。」
JD ヴァンス副大統領:
— あいだ けいこ (@SekaiShukyoNews) 2025年2月6日
「私たちの政権は、宗教の自由を、法的原則としてだけでなく、それが重要であるとしても、自国の国境内、特に国境外の両方で実践されている現実として擁護しなければならないと考えています。」 https://t.co/KGv0bYz3qq
宗教の自由を「自身の信仰を実践し、良心に従って行動する自由」と定義し、これが米国憲法で最初に保証された権利であると述べた。
ジョン・アダムズの「自由は宗教と道徳によってのみ確立される」という言葉を引用し、その重要性を訴えた。
宗教の自由の起源をキリスト教の教会父たちに求め、イエスの「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」という教えや、3世紀のテルトゥリアヌスが「人は信念に従って崇拝する自由を持ち、宗教は強制ではなく選択による」と主張したことを紹介。
これが「宗教的自由」という概念の初出とされ、アメリカの建国者たちに影響を与えたと説明した。トマス・ジェファソンもテルトゥリアヌスの言葉を書き残し、宗教の自由がアメリカの政治原則に組み込まれたと述べた。
宗教の自由は法的保護だけでなく、信仰が繁栄する文化を育むことにも関わると主張し、教会が多様な人々を結びつけ、奉仕を通じてコミュニティを強化する場であると語った。
国際的には、宗教の自由を尊重する体制とそうでない体制を区別し、無神論を広める政策を批判。新国務長官マルコ・ルビオと共に、信仰者の尊厳と権利を保護する「生活の中の現実(a lived reality)」を目指すと約束し、参加者にその努力への感謝を述べ、神の下での平等を強調して締めくくった。