池田信夫氏が鈴木エイトを糾弾:陰謀論テロ教唆と統一教会叩きの最悪のマッチポンプ

経済学者・池田信夫氏(
@ikedanob
)は、ジャーナリスト鈴木エイトが統一教会(現・世界平和統一家庭連合)問題を追及する過程で、「安倍=統一教会」という陰謀論を広め、2022年7月8日の安倍晋三元首相銃撃事件の実行犯・山上徹也にテロを教唆する遠因となったと厳しく非難している。池田氏は、鈴木がその結果をビジネスに変える「最悪のマッチポンプ」を行い、メディアがこれを増幅させたことで社会混乱を引き起こしたと断じる。本記事は、2025年5月13日時点の池田氏のXポスト、ブログ「あと10年をポジティブに生きる記録」、および産経新聞の報道を基に、鈴木エイトの無責任な行動を批判的にまとめる。
1. 鈴木エイトの陰謀論がテロを誘発:池田氏の糾弾
池田氏は、鈴木エイトが自身の報道を通じて「安倍=統一教会」という陰謀論を広め、これが山上徹也のテロ行為を誘発したと一貫して非難する。
「ミヤネ屋と報道特集の責任が重い。紀藤弁護士と鈴木エイトが戦犯だ。」
(2023年4月15日、https://x.com/ikedanob/status/1647145235695403009)
この発言は、2023年4月15日の岸田文雄首相襲撃事件直後に投稿されたものだ。池田氏は、安倍元首相銃撃事件後の統一教会報道が模倣犯を生み出したとし、その中心に鈴木エイトがいることを指摘。具体的には、鈴木が自身の記事で「山上が安倍と統一教会の関係を私の記事で知った」と認めている点を問題視する。
「山上の犯行の動機はUPFではなく、鈴木エイトの陰謀論。彼が自分で認めている。『(山上は)単に2021年9月の安倍晋三による教団フロンド団体・UPFイベントへのビデオメッセージ出演だけを根拠にこの元首相を狙ったのではなく、時系列に沿ってリアルタイムで安倍晋三統一教会との関係を私の一連の記事によって知っていたことになる。これは言い換えると、彼が安倍元首相と教団との関係を確信した動機面を担保しているのは私の記事ということだ。』」
(2024年11月16日、https://x.com/ikedanob/status/1900582228025078195)
鈴木エイト自身が、山上の動機形成に自らの記事が影響を与えたと認めている以上、池田氏はこれを「テロ教唆」と断定。さらに、朝日新聞が鈴木を擁護する姿勢を見せたことに対し、厳しく批判する。
「鈴木エイトは、山上徹也にテロを教唆した共犯者。朝日新聞はその共犯になるのか。」
(2024年11月26日、https://x.com/ikedanob/status/1904465747352719369)
このポストは、朝日新聞が2025年3月25日に掲載した記事(「終わりじゃない 鈴木エイトさんが語る旧統一教会への解散命令」)を引用し、鈴木の見解を支持する姿勢を問題視したものだ。池田氏は、朝日新聞が鈴木のテロ教唆を間接的に正当化することで、共犯関係にあると糾弾する。
「ちだいや菅野完などが『立花孝志は統一教会だ』というデマを流したから、この男みたいなやつが出てきた。鈴木エイトの『安倍晋三統一教会だ』という陰謀論にあおられて、山上徹也がテロに走ったのと同じだ。」
(2024年11月17日、https://x.com/ikedanob/status/1900815097293140056)
池田氏は、鈴木エイトの陰謀論が山上のテロ行為の直接的な引き金となり、社会全体に誤った認識を植え付ける結果を招いたと非難する。
2. 統一教会叩きのマッチポンプ:テロ誘発後のビジネス化
池田氏は、鈴木エイトがテロを誘発した責任を負わず、むしろその結果を利用して統一教会叩きで利益を得ていると批判する。
「山上徹也に『安倍は統一教会だ』と教え込んでテロの動機をつくった鈴木エイトが、統一教会たたきで稼いでいるのは最悪のマッチポンプ。」
(2025年5月12日、https://x.com/ikedanob/status/1921772021265973476)
このポストでは、鈴木エイトが自らテロの遠因を作り出しながら、その後の統一教会批判をビジネスに変えている「マッチポンプ」的な姿勢を「最悪」と断じる。山上のテロを誘発するような報道を行いながら、統一教会問題をさらに煽って名声や利益を得る鈴木の行動は、倫理的にも許されない行為だと池田氏は指摘する。
「鈴木エイトは、統一教会がここまですごい騒ぎになるとは思っていなかったようだ。最悪なのはそれを商売に利用したワイドショー。」
(2023年7月7日、https://x.com/ikedanob/status/1677674296263741445)
鈴木エイトが予期せぬ規模で統一教会問題が炎上したと認めている点を池田氏は取り上げ、「無責任な火付け役」と批判。メディアがこの状況を利用して視聴率を稼ぎ、鈴木自身もその波に乗って利益を得ている構図を問題視する。
3. メディアの役割:視聴率目的で陰謀論を増幅
池田氏は、鈴木エイトの発言を垂れ流し、統一教会問題を過剰に取り上げたメディアが、テロを助長する社会的な空気を醸成したと批判する。特に『情報ライブ ミヤネ屋』などのワイドショーが、視聴率稼ぎのために鈴木を利用し、問題を増幅させた責任を追及する。
「ライターとして食いはぐれていた鈴木エイトは2番目。彼らが『統一教会こそ日本最大の問題だ』と騒ぐのは当然だが、その話を垂れ流したミヤネ屋を初めとするワイドショーが最悪だ。民放の行動原理は正義ではなく視聴率。ジャニー喜多川の件は、いっさい語らない。」
(2023年4月17日、https://x.com/ikedanob/status/1647780440311500801)
ここでは、鈴木エイトが自身のキャリアのために統一教会問題を過剰に煽り、それをメディアが視聴率目的で利用した構図を指摘。ジャニーズ事務所の性被害問題のような「報復リスクの高いテーマ」には触れず、統一教会のような「叩きやすいターゲット」ばかりを扱うメディアの姿勢を「選択的正義」と糾弾する。
4. 鈴木エイトの『拉致監禁』への関与:人権侵害の共犯者
米本和広氏のブログ「あと10年をポジティブに生きる記録」(2012年1月27日)では、鈴木エイト(本名:田中清史)が統一教会信者の拉致監禁に関与し、監禁派の「パシリ」として動いていた実態が詳細に記されている。
「あるお方とは、そう、統一教会の掃除人、エイトこと田中清史(きよふみ)さんだったので~すぅ♪ 昨年の4月末の話である。健さんの母親が玄関を開けると、背の高い長髪の男が立っていた。彼は名刺を差し出し、『これ、健さんには絶対に見せないで、必ず、ご家族で検討してください』と、手紙を渡した。母親が名刺を見ると、<ANTI CULT ACTIVIST エイト>と書かれているだけだった。母親は怖くなったという。」
この記述から、鈴木エイトが渡辺博弁護士と共謀し、統一教会信者・健さんの実家を訪れ、母親に手紙を渡して脱会を促す行動を取ったことが明らかだ。名刺に連絡先や氏名を明記せず、「反カルト活動家」とだけ記載する不透明な態度が、母親に恐怖を与えた。ブログ著者は、鈴木のこの行動を「監禁派のパシリ」と呼び、拉致監禁を助長する役割を果たしたと断じる。
「田中清史氏がやったことを客観的に見れば、監禁派のパシリ(使いっパシリ)である。私は彼のことを『統一教会の掃除人』と命名したが、これからは『監禁派のパシリ』と呼ぶことにする。」
さらに、ブログでは鈴木が渡辺弁護士と連携して信者の実家を特定し、拉致監禁を誘導する手紙作戦を展開した可能性が指摘されている。こうした行為は、信者の人権を侵害するだけでなく、家族間の信頼関係を破壊する危険な行動だ。
「渡辺博と田中清史の両氏がやった行為の社会的、歴史的意味についてである。東西冷戦時代、東側は社会主義に不満を持つ国民を摘発した。摘発にあたっては密告制度を大いに活用した。国民が不満分子を密かに監視し、告発するやり方である。…これと同じことを両氏はやっているのである。」
鈴木エイトの行動は、冷戦時代の密告制度と本質的に変わらない。統一教会員を「反社会的な存在」と決めつけ、親に密告し、拉致監禁へと誘導するその手法は、基本的人権を無視した非道な行為だとブログ著者は糾弾する。
5. 鈴木エイトの名誉毀損:被害者をさらに傷つける無責任な発言
産経新聞(2025年2月3日)によると、鈴木エイトは統一教会信者・後藤徹氏に対する名誉毀損訴訟で敗訴した。後藤氏は12年5カ月にわたり親族らに監禁され、脱会を強要された被害者であり、最高裁で勝訴が確定していた。しかし、鈴木エイトは後藤氏を「引きこもり」と中傷し、名誉を傷つけた。
「鈴木氏は同年10月、自らのサイト『やや日刊カルト新聞』で後藤氏について『12年間に及ぶ引きこもり生活の末、裁判で2000万円をGETした』と記述。令和4年8月12日放送の『ミヤネ屋』でも『ほぼ引きこもり状態』などと発言した。」
東京地裁の一場康宏裁判長は、この発言が「原告の社会的評価を低下させるもの」として名誉毀損を認定し、鈴木に11万円の賠償を命じた。後藤氏は「私は12年5カ月におよぶ監禁被害の間に自死を考えるほど苦しみ、最高裁で監禁の事実が認められて勝訴が確定した。にもかかわらず、鈴木氏は『引きこもり』と誹謗中傷したのだから当然の判決だ」とコメント。一方、鈴木エイトは「こちらの勝訴」と強弁し、控訴の意向を示した。
この事件は、鈴木エイトが事実を歪曲し、被害者をさらに傷つける発言を繰り返してきた実態を明らかにする。拉致監禁という深刻な人権侵害を受けた後藤氏を「引きこもり」と貶める発言は、ジャーナリストとしての倫理を完全に欠いた行為だ。
6. 共犯と言われている人物とメディア
鈴木エイトの行動は単独ではなく、複数の人物やメディアが共犯関係にあると池田氏は指摘する。
7. 結論:鈴木エイトとメディアを糾弾
池田信夫氏のXポスト、ブログ「あと10年をポジティブに生きる記録」、および産経新聞の報道から、鈴木エイトが引き起こした問題の深刻さが浮かび上がる。鈴木エイトは、陰謀論を広めてテロを教唆し、統一教会叩きをビジネスに変える最悪のマッチポンプを行い、メディアがこれを視聴率目的で増幅させる共犯構造を作り出した。
  • 陰謀論とテロ教唆:鈴木の「安倍=統一教会」という陰謀論が、山上徹也にテロを決意させる動機を提供し、社会不安とテロの連鎖を引き起こした。
  • マッチポンプビジネス:テロを誘発した責任を負わず、統一教会叩きをビジネスに変える「最悪のマッチポンプ」的な姿勢。
  • 拉致監禁への関与:「監禁派のパシリ」として、家庭連合信者の実家を特定して拉致監禁を誘導。信者の人権を侵害した。
  • 名誉毀損:「引きこもり」発言で家庭連合信者の後藤徹氏(12年5ヶ月拉致監禁被害)の名誉を傷つけ、裁判で敗訴。被害者をさらに苦しめた。
  • メディアの共犯朝日新聞や日テレ『ミヤネ屋』、TBS『報道特集』が、視聴率やイデオロギー目的で鈴木の発言を増幅させ、社会混乱を助長した。
鈴木エイトは、ジャーナリストとしての倫理を欠き、自身の行動がもたらした結果に無責任な態度を取り続けている。メディアもまた、視聴率やイデオロギーを優先し、鈴木の無責任な発言を増幅させる共犯者として機能した。池田氏が「戦犯」と呼ぶのも当然であり、鈴木エイトとメディアは社会混乱と人権侵害の責任を負うべき存在として厳しく糾弾されるべきだ。