報道はなぜ暴動したのか?ディスカッション:窪田順生氏 福田ますみ氏 加藤文宏氏
2024年新春公開シンポジウム 報道はなぜ「暴走」したのかージャーナリストによる徹底検証「旧統一教会報道」2024年1月20日(土)
パネリスト
窪田順生氏: ノンフィクションライター
福田ますみ氏 : ノンフィクション作家
加藤文宏氏: 著述家・作家
結論
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偏向と無検証: エビデンスや教団側の声を無視し、反対側の主張だけを増幅。
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組織的制約と正義感: 記者クラブや記者の信念が客観性を失わせ、バランスを崩壊。
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社会の先入観: 宗教への無理解やプロパガンダが暴走を後押し。
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法軽視と娯楽化: 放送法を無視し、信者の信仰を揶揄。
福田ますみ氏は特に「メディアが真実を報じない自由を行使し、拉致監禁の実態を隠したこと」「信者の信仰心を踏みにじる姿勢」を暴走の核心と見なし、これが解散命令請求という理不尽な結果を招いたと強調。
報道が暴走した10の理由
1. エビデンスの欠如と偏った情報収集
2. マインドコントロールという曖昧な概念の濫用
4. メディアの偏向とバランスの欠如
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一方向の論調: 窪田順生氏は「全局が同じ論調」「バランスが取れていない」と指摘。メディアが統一教会批判に傾き、反対意見(例: 福田氏の声)を排除したことで暴走した。
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正義感の暴走: 窪田氏は「記者たちは正義の元でやっている」「信念を持っている」と述べ、メディア内部の正義感が客観性を失わせ、統一教会への攻撃を加速させた。
5. 報道しない自由の行使
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被害者検証の拒否: 福田氏は「被害者の主張を検証すると叩かれる」「メディアが被害者を公認」と述べ、検証を怠り一方的なストーリーを押し付けた。
6. 社会的な先入観とプロパガンダへの迎合
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宗教への無理解: 福田氏は「宗教の教えは世俗の常識とずれる」「メディアがこれを奇妙と決めつける」と述べ、社会の宗教への偏見が報道の暴走を後押しした。
7. 記者クラブ制度と組織的制約
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サラリーマン記者の限界: 窪田氏は「記者も組織人であり家庭人」「信念で動くが言えないこともある」と述べ、個々の記者が独立した判断を下せず、組織の方針に従った結果、暴走が加速。
8. 放送法違反の無視と娯楽化
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信者の信仰心の軽視: 福田氏は「信仰を踏みにじる報道」「厳粛な気持ちを尊重しない」と述べ、信者の内心の自由を無視した報道姿勢が暴走を招いた。
9. 解散命令請求への加担
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事実の歪曲: 福田氏は「解散命令請求の背景に拉致監禁被害者の証言」「メディアがこれを報じない」と述べ、暴走が不当な法的措置を後押しした。
10. 自己正当化とエビデンス軽視への慣れ
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検証の欠如: 加藤氏は「特定の人から聞いて全体を語る」「数値化もできていない」と批判。メディアが検証を怠り、感情的な報道に走った。

