報道はなぜ暴動したのか?ディスカッション:窪田順生氏 福田ますみ氏 加藤文宏氏 徹底検証「旧統一教会報道」

報道はなぜ暴動したのか?ディスカッション:窪田順生氏 福田ますみ氏 加藤文宏氏 

2024年新春公開シンポジウム 報道はなぜ「暴走」したのかージャーナリストによる徹底検証「旧統一教会報道」2024年1月20日(土)

パネリスト

窪田順生氏: ノンフィクションライター

福田ますみ氏 : ノンフィクション作家

加藤文宏氏: 著述家・作家

youtu.be

結論
  • 偏向と無検証: エビデンスや教団側の声を無視し、反対側の主張だけを増幅。
  • マインドコントロールの虚偽利用: 非科学的な概念で統一教会を悪と決めつけ。
  • 不均衡な問題扱い: 霊感商法を過剰報道し、拉致監禁を隠蔽。
  • 組織的制約と正義感: 記者クラブや記者の信念が客観性を失わせ、バランスを崩壊。
  • 社会の先入観: 宗教への無理解やプロパガンダが暴走を後押し。
  • 法軽視と娯楽化: 放送法を無視し、信者の信仰を揶揄。
福田ますみ氏は特に「メディアが真実を報じない自由を行使し、拉致監禁の実態を隠したこと」「信者の信仰心を踏みにじる姿勢」を暴走の核心と見なし、これが解散命令請求という理不尽な結果を招いたと強調。
報道が暴走した10の理由
1. エビデンスの欠如と偏った情報収集
  • 根拠の不在: 加藤文宏氏は「統一協会が社会に悪を与えたというならエビデンスをベースに語るべきだが、数値化も全体の話も聞かず始まった」と指摘。報道は具体的な証拠やデータに基づかず、感情的な決めつけで進行した。
  • 一方的な取材: 福田氏は「被害者の話だけ一方的にヒアリング」「教団関係者に話を聞かない」と述べ、メディアが統一教会側の声を無視し、反対側の主張のみを垂れ流したことが暴走の起点となった。
2. マインドコントロールという曖昧な概念の濫用
  • 定義の曖昧さ: 加藤氏は「マインドコントロールに定義がない」「データも取れない」と批判。福田氏も「アイリンバーカーの調査で入会率10%以下、2年後残存4%以下」と述べ、マインドコントロールの実証がないにも関わらず、これを統一教会叩きの武器として乱用した。
  • レッテル貼り: 福田氏は「マインドコントロールは非科学的」「メディアがレッテルとして振りかざす」と指摘。暴走は、検証されない概念で統一教会を悪と決めつけた結果。
3. 霊感商法拉致監禁の等価視
  • 不均衡な扱い: 福田氏は「霊感商法拉致監禁を等価に語るが、拉致監禁の悪質性は比較にならない」「霊感商法は過剰報道、拉致監禁は無視」と述べ、メディアが両者を同列に扱い、拉致監禁の重大性を隠したことが暴走を助長。
  • 過去への固執: 福田氏は「霊感商法は過去のものとして過剰に報道されたが、拉致監禁の実態は報じられない」とアンフェアさを強調。過去の霊感商法に焦点を当て続ける一方、現在の問題を無視した。
4. メディアの偏向とバランスの欠如
  • 一方向の論調: 窪田順生氏は「全局が同じ論調」「バランスが取れていない」と指摘。メディアが統一教会批判に傾き、反対意見(例: 福田氏の声)を排除したことで暴走した。
  • 正義感の暴走: 窪田氏は「記者たちは正義の元でやっている」「信念を持っている」と述べ、メディア内部の正義感が客観性を失わせ、統一教会への攻撃を加速させた。
5. 報道しない自由の行使
  • 真実の隠蔽: 福田氏は「メディアは報道をしない自由をかなり行使」「拉致監禁の実態を一般の人々が知らない」と批判。重要な事実(拉致監禁被害)を意図的に報じなかったことが暴走の土壌に。
  • 被害者検証の拒否: 福田氏は「被害者の主張を検証すると叩かれる」「メディアが被害者を公認」と述べ、検証を怠り一方的なストーリーを押し付けた。
6. 社会的な先入観とプロパガンダへの迎合
  • 国民の敵イメージ: 福田氏は「全国弁連統一教会を国民の敵として植えつけた」「メディアがこれを増幅」と指摘。長年のプロパガンダがメディアを暴走させ、統一教会を悪の象徴に仕立て上げた。
  • 宗教への無理解: 福田氏は「宗教の教えは世俗の常識とずれる」「メディアがこれを奇妙と決めつける」と述べ、社会の宗教への偏見が報道の暴走を後押しした。
7. 記者クラブ制度と組織的制約
  • 記者クラブの影響: 窪田氏は「記者クラブ制度を批判してきた」「スピンコントロールが働いている」と指摘。メディアが組織的構造の中で統一的な論調に縛られ、暴走した。
  • サラリーマン記者の限界: 窪田氏は「記者も組織人であり家庭人」「信念で動くが言えないこともある」と述べ、個々の記者が独立した判断を下せず、組織の方針に従った結果、暴走が加速。
8. 放送法違反の無視と娯楽化
  • 放送法の軽視: 福田氏は「宮根氏が教義を切り取って揶揄」「放送法で禁じられているはず」と批判。メディアが公平性を無視し、視聴率狙いで教義を馬鹿にしたことが暴走の一因。
  • 信者の信仰心の軽視: 福田氏は「信仰を踏みにじる報道」「厳粛な気持ちを尊重しない」と述べ、信者の内心の自由を無視した報道姿勢が暴走を招いた。
9. 解散命令請求への加担
  • 責任転嫁: 福田氏は「解散命令請求に至った責任をメディアが自覚していない」「北野記者が田中会長を責めた」と指摘。メディアが自己の偏向報道を省みず、教団に責任を押し付けた。
  • 事実の歪曲: 福田氏は「解散命令請求の背景に拉致監禁被害者の証言」「メディアがこれを報じない」と述べ、暴走が不当な法的措置を後押しした。
10. 自己正当化とエビデンス軽視への慣れ
  • 自己正当化: 窪田氏は「マスコミは特権階級意識」「高収入で権力監視を正当化」と述べ、メディアが自己の正義を過信し、エビデンスを軽視する体質が暴走を助長。
  • 検証の欠如: 加藤氏は「特定の人から聞いて全体を語る」「数値化もできていない」と批判。メディアが検証を怠り、感情的な報道に走った。
検証 暴走報道

検証 暴走報道

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