1993年3月、元新体操選手の山崎浩子さん(当時33歳)は、母親の一周忌を口実に叔父に誘い出され、マンションに拉致監禁された。彼女は著書『愛が偽りに終わるとき』(1993年)で「姉たちが〝拉致・監禁〟をするなんて。到底信じられないような思いだった。…私は、たまらなくなって、泣きわめいた。『なんでこんなことする!…こんなの話し合いじゃない!』」と告白。姉や牧師・杉本誠による強制脱会説得を受け、「改宗させるための姉のら致・ 監禁であると思い、怒りがわいた」と語る。この事件は、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)信者への組織的な人権侵害の一例だ。
毎日新聞

2:週刊文春とTBSはどのように関与した?
1993年4月21日、山崎さんの「脱会宣言」会見は『週刊文春』主催、TBSスタジオで開催。『週刊文春』は取材ルールを厳格化し、TBSは自社カメラ5台、他社2台に制限する操作を行った。TBSのワイドショー生出演を前提とした「メディア仕立て」の会見で、拉致監禁の事実は隠蔽され、「問題団体からの脱会」が賛美された。産経新聞(1993年4月16日)は「反統一教会側の動きにいやな感じがする」と批判したが、両社は犯罪的背景を無視し、視聴者を欺いた。
3:TBSの具体的な偏向報道は?
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小出浩久氏の監禁中取材:1992年6月、小出氏が新潟のマンションに2年間監禁中、宮村峻の紹介でTBSが取材。家庭連合批判を放送し、拉致監禁を隠蔽、逮捕監禁罪幇助の疑惑が浮上(小出浩久著『人さらいからの脱出』)。
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後藤徹裁判の事実逆転:後藤徹氏の12年5ヶ月監禁で宮村峻らが2015年最高裁敗訴(1100万円賠償命令)。しかし、TBSは敗訴した加害者を被害者として出演させ、家庭連合を加害者に偽装。
4:週刊文春の関与は?
元参議院議員・有田芳生氏は週刊朝日(1995年2月17日号)で「山崎浩子さんが姿を消してからの動静をすべて知っていた」と豪語。2025年4月3日『週刊文春』原稿で「1992年以降は『有田芳生と本誌取材班』」と記し、拉致監禁への関与を匂わせた。『週刊文春』は新潟で監禁中の小出氏を取材したが拉致監禁を隠蔽、逮捕監禁罪幇助の疑惑が浮上
5:杉本誠の役割と問題は?
反統一教会の牧師・杉本誠氏は山崎さんの監禁に関与し、500人以上の信者脱会支援を実施。名古屋弁護士会から「人権賞」を受けるが、山崎浩子さんの監禁中に元信者とラブホテルに通った不倫疑惑や、1988年傷害罪告訴の過去が発覚。著書『統一協会信者を救え』は拉致監禁を美化。『週刊文春』とTBSはこれを報じず、犯罪を隠蔽。
6:拉致監禁の法的判断は?
拉致監禁は被害者4300人、被害額数百億円の日本最大の人権侵害。主な敗訴事例:
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落良江(1986年):250万円賠償命令。
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高澤守(2000~2020年):800人以上の監禁、15万円~281万円賠償。
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宮村峻・松永堡智(2015年):後藤徹氏監禁で1100万円・440万円賠償。
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尾島淳義(2020年):281万円賠償。
7:立憲民主党の関与とは?
2022年8月18日、立憲民主党は宮村峻を旧統一教会被害対策本部会合に招聘。有田芳生らが同席し、宮村を「信者脱会に尽力」と称賛。宮村は後藤徹氏監禁で最高裁敗訴の犯罪者。浜田聡議員が2024年5月13日に批判したが、同党は沈黙。『週刊文春』とTBSは癒着を報じず。
8:国際社会の反応は?
結語:真相解明と正義の回復を
